西オーストラリア州の海といえばインド洋を思い浮かべる人が多いかと思いますが、南側は南極海に面しています。南極海に面する町Bremer Bayの魅力を地元民として紹介します。

目次
Bremer Bay(ブレーマーベイ)とは
ビーチへ行く前に寄るポイント

Bremer Bay(ブレーマーベイ)とは

西オーストラリア州の州都パースから南東に約500km下ったところにある小さな町です。

名前の通り海沿いの町ですが、辺りは我が家も含めて穀物と家畜の混合農家が多く、住民のほとんどは農業関係で働いています。とにかく白いビーチと青く透き通った海が自慢の町で、夏には観光客であふれかえります。

【オーストラリア】知る人ぞ知る、西オーストラリア州の秘境Bremer Bayの魅力~映画の舞台にもなりました!~
(画像=『たびこふれ』より引用)

普段は人口500人以下の町ですが、年末年始になると一万人以上が訪れるというのだから、それはそれはごった返して大変だそうです。私は町の中心部から35kmほど離れたファームで暮していますが、オーストラリアのホリデーにあたる12月と1月は人込みを避けるため町を訪れることはそうそうありません。

ここの夏は、普段は最高気温25℃以下と州都パースと比べると気温が10℃近く低いこともあり、避暑地としても人気なのです。そしてなによりパースから遠いこともあり、地元民からしたら『夏は人が多くてうんざり』な状況ですが、都会から訪れた人からしたら『大した人ではない』ようです。

この町の宿泊施設としてはホテルが1軒とオートキャンプ場が2軒、町から離れらキャンプ場が数軒(我が家もキャンプ場を経営しています)、B&Bや民泊が数軒あるだけです。

【オーストラリア】知る人ぞ知る、西オーストラリア州の秘境Bremer Bayの魅力~映画の舞台にもなりました!~
(画像=<町で唯一のホテル>、『たびこふれ』より引用)

公共交通機で来られる場所でもなく、町内も中心地があるわけではなくお店が離れて点在するので車は必須。つまり、この町は観光地というよりはアウトドアを楽しむ秘境として知る人ぞ知る町なのです。

【オーストラリア】知る人ぞ知る、西オーストラリア州の秘境Bremer Bayの魅力~映画の舞台にもなりました!~
(画像=『たびこふれ』より引用)

ビーチへ行く前に寄るポイント

町に着いたらビーチへ直行したい!という気持ちは分かりますが、まずは遠くから海を眺めて気分を高めるのがおすすめ。
町の中心から少し離れた所に展望台があります。ここからは、町全体の様子が見られます。

【オーストラリア】知る人ぞ知る、西オーストラリア州の秘境Bremer Bayの魅力~映画の舞台にもなりました!~
(画像=『たびこふれ』より引用)

この写真の海の周りから広がる森は国立公園で、その手前左側が海へつながる河。そして河の左側には住宅地が見えますが、このほとんどは別荘で夏以外は空っぽです。また、その奥には町へつながる唯一の道があり、その両脇に広がるのがファームです。

展望の台の近くには風力発電の風車があり、真下まで行って見ることができます。

【オーストラリア】知る人ぞ知る、西オーストラリア州の秘境Bremer Bayの魅力~映画の舞台にもなりました!~
(画像=『たびこふれ』より引用)

高さ46m、風車の羽一枚あたり25mあるそうです。これが近くで回るさまは、音も大きくて迫力があります!この1本しかありませんが、これで町の電気は賄えているようです。

つぎに、もう少し海の近くの展望台へ。

【オーストラリア】知る人ぞ知る、西オーストラリア州の秘境Bremer Bayの魅力~映画の舞台にもなりました!~
(画像=『たびこふれ』より引用)

ここからはさっきの展望台から見た海が近く見え、気持ちが更に高揚してくるはずです!この町では春先(8月末)には鯨が赤ちゃん連れで来ることも有名で、この展望台からも見ることができます。