ヘッドライトはシャープに切れ上がるデザインに変更

昨年12月に、アウディの欧州Eセグメントモデル『A6アバント』後継モデルとなる、『A7アバント』プロトタイプをスクープしたが、その市販型デザイを大予想した。

アウディは電動化への移行へ伴う、新ネーミングシステムに移行する計画を立てており内燃機関車には奇数番号が使用され、電気自動車(BEV)には偶数番号が割り当てられる。そのため、従来のA6は次世代型で「A7」を名乗り、A6の名はBEVモデルに与えられることになる。

おなじみKOLESA RUから協力を得た予想CGは、スクープ班のスパイショットをもとに、最新情報を加味しており、ほぼこのデザインで登場することが予想される。

フロントエンドでの注目点は、ボンネットの形状で、グリルに接続する従来の「クラムシェル」デザインを、ヘッドライトとフロントグリルの上端からは離されたコンパクトな形状へと新設計されている。これにより、フロントノーズが滑らかに、そして低く進化、エアロダイナミクスが大幅に向上すると見られる。

ヘッドライトは、現行A6の角ばったイメージからシャープに切れ上がるデザインに変更、內部には複雑なLEDデイタイムランニングライトは配置されている。またグリルは、よりワイド化され、全体的に丸みを帯びたデザインが特徴で、內部はハニカムメッシュパターンが採用されている。そして先代で四角に近い形状だったコーナーエアインテークは、A7では、縦基調に刷新されていることもわかる。

側面からは、従来のA6アバントと比べ、リアウインドウが寝かされたスポーティなシルエットを確認することができる。リアエンドでは、スリムなテールライトをLEDライトバーで接続左右ランプユニット下部にはピアノの鍵盤のようなフィンのセクションも配置されている。

キャビン内では、アウディの新世代のデジタルインターフェイスが搭載すると予想されているが、これは、現行のA6/A7に搭載されているアウディのツインスクリーンMMIシステムの終了を意味し、代わりに最新の『Q6 e-tron』のインテリアからより多くのインスピレーションを得ている可能性が高い。

現段階でパワートレインの詳細は不明だが、新世代のハイブリッドとプラグインハイブリッド(PHEV)のパワートレインが組み込まれる可能性が高く、PHEVモデルではバッテリーを大型化され、EV航続距離が延長されると予想されている。

A6後継モデルとなるA7およびA7アバントのワールドプレミアは2024年と予想される。

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

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