バルセロナ(スペイン1部)が、アトレティコ・マドリード(同1部)に所属するスペイン代表DFマリオ・エルモソ(28)の獲得に興味を示しているようだ。スペイン『エスタディオ・デポルティーボ』が伝えた。
財政難を抱えているバルセロナは近年の移籍市場で大金を投じることができないため、フリーでの補強がメインに。昨夏もアスレティック・ビルバオ(スペイン1部)からスペイン代表DFイニゴ・マルティネス、マンチェスター・シティ(イングランド1部)からドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンをフリーで獲得している。
そのなかで、バルセロナは昨季は堅守を築いたものの、今季はその影を見せず、守備崩壊していることを受けて守備強化を画策しているという。その候補として今季限りでアトレティコと契約満了を迎えるエルモソに注目しているようだ。
また、年俸440万ユーロ(約7億円)を受け取っているエルモソは数ヶ月前にセビージャ(スペイン1部)が獲得を打診したものの、高額年俸が足かせとなった模様。アトレティコとの契約延長も排除していない同選手にはユベントス(イタリア1部)も目を光らせているようだ。
スペイン代表として5キャップを刻むエルモソは、レアル・マドリード下部組織出身でバジャドリードやエスパニョールでのプレーを経て、2019年夏にアトレティコへ加入。対人守備や空中戦の強さを武器にここまで公式戦31試合に出場して2ゴールを記録している。