逆回転防止ベゼルを備えた無骨でスポーティなルックスと高度な防水性の組み合わせで支持を集めるダイバーズウオッチ。その名前のとおり、ダイビングをする人のために開発された腕時計ではあるものの、ファッション性と実用性の高さから日常で愛用する人も多い。今回注目したのは、そんなダイバーズウオッチのなかでも、海外市場で人気に火がついた“ニックネーム”をもつモデルだ。
時計好き以外はあまり知られていないかもしれないが、国産ブランドの時計のなかには、ブランド定めた正式なネーミングとは別に、“ニックネーム”を与えられたモデルが存在する。なかにはメーカーが戦略的に“ニックネーム”を与えたモデルもあるが、ここでは愛好家のプラットフォームなどで、自然発生的に“ニックネーム”が付けられたモデルを選んでみた。
自然発生的に付けられた“ニックネーム”は、ユーザーから支持を集める時計だけに与えられる称号であり、デザインや機能に特徴があることを示す証とも言える。セレクトしたのは10万円以下の予算で購入できるモデルなので、ぜひ毎日をともにするお気に入りの1本を探して欲しい。
【ニックネームは“SAMURAI(サムライ)”】
セイコー プロスペックス
ダイバースキューバ PADI Special Edition
世界最大のダイバー教育機関PADI(Professional Association of Diving Instructors)とコラボした限定仕様。プロスペックスの中で“サムライ”のニックネームをもつモデルをベースに、海中から見上げた、降り注ぐ光と水面の揺らぎをモチーフとした美しいグラデーションダイアルが採用されている。鋭い刃をイメージさせるインデックスに加えて、直線的で鋭角なデザインが印象的だ。
【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室
TEL.0120-061-012
【ニックネームは“ORCA(オルカ)”】
シチズン プロマスター
ダイバー 200M
オルカ(シャチ)をモチーフにした流線形フォルムの本格ダイバーズウオッチ。オルカが水面に上がった際の背中をイメージしたウレタンベルト、オルカが水面から顔を出す際のシルエットをイメージした12時位置と奇数時のインデックスなど、ディテールにも特徴的な造形が採用されている。
【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
TEL.0120-78-4807
【ニックネームは“MAKO(マコ)”】
オリエント
オリエント マコ
青鮫を意味するマコの名前をもち、その歴史は2004年まで遡れる。サファイアクリスタルの風防や20気圧の日常生活強化防水、オリエントの自社製自動巻きムーヴメントといった基本はそのままに、現行モデルはより幅広いシーンで楽しめるカジュアルでファッショナブルなデザインに仕上がっている。
【問い合わせ先】
オリエントお客様相談室
TEL.042-847-3380
文◎Watch LIFE NEWS編集部
(右)セイコー プロスペックス/ダイバースキューバ
ニックネームはSMOU(スモウ)。どっしりしたデザインから“スモウ”の異名で知られるモデル。関取の大銀杏にも見える12時の位置にある略字、横から見た際に土俵を想起させるフォルムが印象的だ。
(左)セイコー プロスペックス/ダイバースキューバ Save the Ocean Special Edition
ニックネームはMONSTER(モンスター)。迫力ある文字盤やゴツゴツしたベゼルのデザインをもつことから、与えられた“モンスター”の通称で知られるモデル。重厚感があり、力強い存在感を感じさせる。
セイコー プロスペックス/ダイバースキューバ PADI Special Edition
“タートル(亀)”の愛称で親しまれているのは、その丸みを帯びたシルエットが亀を連想させてくれるのが理由。横から見ると甲羅を背負った亀のようにも見える。
提供元・Watch LIFE NEWS
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