山東泰山の選手たち 写真:Getty Images

 川崎フロンターレは2月13日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023/24のラウンド16で山東泰山と対戦。ブラジル人FWエリソン、FWマルシーニョ、MF家長昭博がゴールを決め3-2で勝利した。そんな中、山東のラフプレーには批判が殺到し、SNSで物議を醸した。

 問題のシーンは35分。タッチライン際でMF瀬川祐輔がボールをキープすると山東MFポン・シンリーが後方から追突し、背中を膝蹴りするラフプレーとなった。主審は同選手にイエローカードを提示。VARで退場かどうかの確認も行われたが、レッドカードへ変更されることはなかった。これに対し、ファンやサポーターからは「山東泰山ラフプレー多いな。怪我人出ないといいけど」「下手くそだからラフプレーはじめる山東」など、批判の声が相次いだ。また、X(旧Twitter)では「カンフーサッカー」がトレンド入りする事態となっている。

 なお、この試合で解説を務めた元日本代表FW福田正博氏は、イエローカードの判定に対し「カードの色が違う。これは明らかでしょう」とコメントした。

 中国勢のラフプレーは、ACLが行われる度に他国のクラブから問題視されている。カンフーサッカーがトレンドとなるのも今回が初ではない。

 相手選手の荒いプレーに負けず、アウェイで貴重な勝ち点3を獲得した川崎。2月17日には、FUJIFILM SUPER CUPのヴィッセル神戸戦を控えている。今季、同クラブはどのような戦いを見せてくれるのだろうか。