円滑に仕事をするには社内のコミュニケーションが不可欠ですが、上司や同僚とのコミュニケーションに悩みや不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。
ワークサポートWebアプリ「ワカチエ」を運営する株式会社ソノリテは、管理職以外の20~30代前半の会社員約1,000人を対象に「部下の感じるコミュニケーションの取りにくさ」に関する調査を実施しました。
上司とのコミュニケーション、約4人に1人が課題を感じている
「上司とうまくコミュニケーションを取れていると思うか」という設問では、「とてもそう思う(13.6%)」、「ある程度そう思う(62.0%)」、「あまりそう思わない(19.9%)」、「まったくそう思わない(4.5%)」という結果になり、75%以上の人がコミュニケーションを取れていると感じているようでした。
一方、25%近くの人はコミュニケーションが不十分だと感じているようで、約4人に1人がコミュニケーションに課題を感じている結果となっています。
コミュニケーションに課題を感じている人に「そう感じる年代を教えてください」と聞いたところ、最多は「30代前半(22.0%)」となりました。本調査の対象者となる20~30代前半とはそれほど世代差のない層でも、コミュニケーションがうまく取れていないという結果が判明しました。
同僚とのコミュニケーションでは「共通の話題がない」ことが課題に
次の「同僚とうまくコミュニケーションが取れていると思うか」という質問には、「とてもそう思う(18.6%)」、「ある程度そう思う(64.4%)」、「あまりそう思わない(14.1%)」、「まったくそう思わない(2.9%)」という結果になり、大多数がコミュニケーションを取れいていると思っている一方で、17.0%の人は課題を抱えていました。
その要因として多く挙げられたのは「共通の話題がないから(37.2%)」、「向こうから話しかけてくることがないから(25.7%)」、「年齢差が大きく会話がかみ合わないため(24.7%)」となっています。
同社は、忙しい職場の環境やリモートワークの環境から、同僚との対話機会が減少し、共通の話題が見つけにくくなっているのではないかと分析しています。
オフィス以外でコミュニケーションを取れる場が効果的
コミュニケーション活性化のために会社に実施してほしいことを聞くと、「社内に食堂やカフェ、バーなどを設ける(25.0%)」がもっとも多い結果になりました。
他の社員とコミュニケーションを取れる場としてオフィス以外の場所を設けることで、コミュニケーション活性化が期待できると考えている人が多いようです。