中央アジア諸国のひとつ、ウズベキスタンに日本企業が運営するJapan Digital University(以下、JDU)という私立大学があることをご存じでしょうか。
ウズベキスタンは、1991年のソビエト連邦崩壊をうけて、トルクメニスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタンとともに誕生した共和国のひとつです。
株式会社デジタル・ナレッジというeラーニング事業を行う企業の100%子会社、JDU-LLCがJDUを運営しています。
JDUとは?
同校は、日本の教育機関が提供する複数のプログラムを組み合わせて、現地のニーズにあったカリキュラムを構築。国際的に活躍するITエンジニアやグラフィックデザインのスペシャリスト育成を目指しているそうです。
日本語とITエンジニアリングのスキルを磨き、日本とウズベキスタンの大学学位を取得する機会が与えられるといいます。また、日本企業にリモートで就労して、その収入で授業料を支払う学生もいるようです。
この大学で「Koplico Ventures(コプリコ・ベンチャーズ)」と呼ばれる学生起業プロジェクトがスタート。日本のマーケットに向けて実践的なEdTech(※)制作請負サービスの提供を行います。
(※)EdTechとは、テクノロジーを活用して教育を支援するサービスや仕組みのこと
Japan Digital University
Koplico Venturesとは?
このプロジェクトは、JDUの学生が実践的なスキルを磨く授業プログラムのひとつ。在学中に実際のビジネス環境でソフトウェア開発・言語力・プロジェクト管理などを学び、即戦力を養成するカリキュラムだといいます。参加学生は、このプロジェクトで得た報酬を学費にあてることもできるようです。
大学の教員と現地日本人ファシリテーターが学生を指導することで提供サービスの品質を管理するといい、日本のクライアント窓口として株式会社デジタル・ナレッジが営業を担当、顧客のニーズに応えるようサポートします。
Koplico Ventures
<参照>
ウズベキスタン発の学生起業プロジェクト 「Koplico Ventures(コプリコ・ベンチャーズ)」、 日本向けEdTech制作請負サービス提供開始