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一方通行標識はどんなマーク?
一方通行で注意すべきポイント

一方通行標識はどんなマーク?

一方通行標識はどんなマーク?逆走した場合・自転車にも適用される?
(画像=『MOBY』より 引用)

一方通行標識には、青地の長方形に白矢印が記載されています。

白地の長方形に青矢印の「左折可」や、青地の丸に白矢印が記載されている「指定方向外進入禁止」と似ているため、間違えないよう注意しましょう。

標識の意味

一方通行標識には「矢印の方向に進行しても良い」という意味があります。矢印と逆方向を進行した場合は、道路交通法違反になるため、逆走しないよう注意してください。

また、進入方向が指定されている「指定方向外進入禁止」と意味が似ており、混同する人もいるでしょう。

「一方通行」は一定方向の通行を規制する一方、「指定方向外進入禁止」は、交差点で進んでも良い方向を示している標識です。落ち着いて運転できるよう、それぞれの意味をしっかり把握しておきましょう。

標識の目的

一方通行標識には「車両の相互通行に伴う複雑、危険な交通状態を単純化して交通容量を増大させ、交通の安全 と円滑を図る。」目的があります。

出典:交通規制基準 第2-1 一方通行「規制の目的」

つまり、交通量が多く対向車とすれ違うのが難しい狭い道路などの、安全とスムーズな交通を確保するため一方通行標識が設けられています。

車同士がすれ違わなければ、対向車と接触する恐れがなくなり、交通の流れをスムーズにすることが可能です。また、一方通行道路を設けることにより、歩行路も広げられるため、歩行者の安全も確保できます。

時間指定もある

一方通行標識は、時間指定されていることもあります。例えば「7:30-8:30」の補助標識がある場合、7時30分〜8時30分までは一方通行が適用され、それ以外の時間帯はどの方向からでも走行することが可能です。

一方通行は住宅地や学校付近など、抜け道になるような道路が指定され、通勤や通学時間帯の歩行者の安全を確保しています。

また時間指定の他に、車両を限定する「二輪を除く」や、区域を指定している「ここから」などの補助標識が設置されているケースもあります。

一方通行標識の下に設置されている補助標識は、時間や車両の指定など複数の情報が並記されていることもあるため、落ち着いて標識を読み取り逆走しないようにしましょう。

一方通行で注意すべきポイント

一方通行標識はどんなマーク?逆走した場合・自転車にも適用される?
(画像=©映彦 松葉/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

一方通行道路を走行する際は、スピードを出し過ぎないようにしましょう。上述したように一方通行道路は、住宅地や学校付近の狭い道路に指定されていることが多く、歩行者や自転車の安全も考慮する必要があります。

一方通行は高速道路の出入口やジャンクションにも設けられており、誤って逆走してしまうと重大な事故につながります。一方通行標識を見落とさないよう、落ち着いて運転しましょう。

また、車は基本的に道路の左側を走行する必要がありますが、一方通行の場合は“中央よりも右側”を通行しても良いとされています。

ただし駐車する際は、交通の妨げにならないよう、道路の左端に沿って車を停めなければなりません。なお、一方通行道路の右側駐車は、道路交通法違反になるため注意してください。