同じ時間を繰り返すタイムループ。フィクションの世界ではよく見られるが、実際にタイムループを体験したと主張する人々がいる。SFのような不可解なタイムループ現象から疾患としてのタイムループまで3つの事例を紹介する。

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※ こちらの記事は2019年7月19日の記事を再掲しています。

 8年間人生を繰り返し続ける男!? フィクションではお馴染みの“タイムループ”にまつわる奇妙な事例の数々を、海外メディアが取り上げている。

巷にあふれる体験談

 一人または複数の人間が、繰り返される時間のサイクルに閉じ込められてしまう――。

 古くは「SFの父」として知られるH・G・ウェルズによって小説に描かれた「タイムループ」という現象は、いまや創作の分野では馴染み深い存在といえるだろう。本や雑誌、映画、果ては日本のアニメーション作品にまで登場するタイムループだが、これは架空の物語の中だけの出来事なのだろうか?

「タイムループを体験した」という主張は少なからず目に付くが、その検証は困難を極める。というのも証人となる体験者本人が、時間の感覚を失ったり、身体的な問題を抱えたりとかなりの混乱状態に陥ってしまうためだ。

 彼らは数分間から場合によっては長時間にわたり、すでに見覚えのある風景をもう一度見ているような感覚に襲われる。周囲の世界が減速したり、停止するような感覚も伴う

 これらはあくまでタイムループの典型例だが、結果として体験者は、自らの記憶すらも疑わしく感じてしまうのである。以下より、海外における報告に目を通し、その可能性と実態について理解を深めてみよう。

不思議なタイムループ体験談3選! 8年間デジャブの中のデジャブに閉じ込められ…
(画像=「Mysterious Universe」の記事より,『TOCANA』より 引用)