三笘薫 写真:Getty Images

 プレミアリーグ(イングランド1部)ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属の日本代表MF三笘薫には、DF冨安健洋擁するアーセナルをはじめ複数クラブからの関心が報じられているが、MF遠藤航所属のリバプールも三笘の獲得に乗り出すかもしれない。

 昨年10月にはブライトンと契約延長した三笘。英メディア『ロンドン・ワールド』が、年俸416万ポンド(約7億5000万円)の5年契約を結んだと報じるなど、日本代表MFの引き抜きが難しいとみられている。

 しかしブライトンは今月10日、デンマーク1部ノアシェランからガーナ人FWイブラヒム・オスマを今年7月から2029年6月までの5年契約により獲得すると公式発表。すると英メディア『フットボール・トランスファー』は「オスマの今夏ブライトン加入により、三笘移籍の可能性が高まった。ブライトンは6000万ユーロ(約97億円)の移籍金を要求する可能性がある」とリポート。

 移籍先候補としてマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーを挙げると、トルコ人ジャーナリストのエクレム・コヌール氏は11日にX(旧ツイッター)で「ボルシア・ドルトムント、バルセロナ、マンチェスターU、アーセナルが三笘への関心を継続」と伝えている。

 三笘移籍報道が過熱する中、リバプールの専門サイト『アンフィールド・ウォッチ』は12日に「リバプールはヨルグ・シュマートケ氏にかわるスポーツディレクター(SD)として、ダン・アシュワースの招へいに興味を示している」とリポート。

 アシュワース氏は2022年5月からニューカッスル・ユナイテッドのSDとして活動しているが、2019年2月から2022年2月までブライトンのテクニカルディレクターを担当。川崎フロンターレからの三笘獲得に尽力していただけに、一部では三笘獲得待望論が湧き起こっているという。

 リバプールは今年1月末、ユルゲン・クロップ監督が今季限りで退任すると公式発表。英メディア『スカイスポーツ』は、遠藤の獲得を手掛けたシュマートケ氏が今冬の移籍ウィンドウ終了後に同クラブを離れると伝えている。日本国内で遠藤の序列低下を心配する声が挙がる中、三笘との日本人コンビが実現するか注目が集まる。