ガンバ大阪のホーム パナソニックスタジアム吹田 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ所属のガンバ大阪は今月11日、ブルガリア1部PFCレフスキ・ソフィアからブラジル人FWウェルトン・フェリペを完全移籍により獲得したと公式発表。複数のブルガリアメディアがウェルトンの今後や移籍金について報じている。

 ブルガリアメディア『blitz』や『gol』が今月はじめに報じたところによると、ソフィアは当初G大阪に移籍金400万ユーロ(約6億4000万円)を要求。しかし契約期間が残り1年未満のため280万ユーロ(約4億5000万円)で合意。MF川辺駿擁するベルギー1部スタンダール・リエージュの提示額よりも高かったとみられる。

 ただ『24chasa』は12日に「ウェルトンは今日、ソフィアのトレーニングに参加したが、近日中に日本へ向かう予定だ。移籍金は300万ユーロ(約4億8000万円)だ」とリポート。『dsport』は「ウェルトンは依然としてソフィアに帯同。チームメイトと別れるのが辛いようだ。彼は15日に日本に向けて出発する。彼はG大阪に高額年俸を要求した」と綴っている。

 ブラジルとブルガリアの国籍を有するウェルトンは現在26歳、身長175cmで両利きのウインガー。2022年1月にブラジルのボタフォゴFCからソフィアへ移籍すると、欧州挑戦1年目から主力選手として活躍。翌2022/23シーズンにはブルガリア1部リーグほぼ全試合スタメン出場で2ゴール3アシストをマークしたほか、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)予選でもプレー。左ウイングを主戦場とする中、今季もリーグ戦20試合中14試合のスタメン出場で3ゴール4アシスト。UECL予選では、元日本代表MF長谷部誠擁するアイントラハト・フランクフルトと対戦している。

 なおドイツ発の移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ウェルトンはG大阪歴代獲得選手の移籍金で2番目に高いとのこと。チュニジア代表FWイッサム・ジェバリやイスラエル代表MFネタ・ラヴィよりも高額とみられる。