三笘薫 写真:Getty Images

 プレミアリーグ(イングランド1部)ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属の日本代表MF三笘薫に、今夏移籍の可能性が浮上。現地ではDF冨安健洋擁するアーセナルや、MF香川真司(現セレッソ大阪)の古巣ボルシア・ドルトムントなどが移籍先候補として報じられている。

 プレミアリーグ挑戦1年目の2022/23シーズン途中から攻撃陣の中心選手として活躍している三笘。今季もアジアカップ参戦までリーグ戦18試合の出場で3ゴール4アシストをマークしている。また以前から他クラブからの関心が報じられる中、昨年10月にはブライトンと契約延長。英メディア『ロンドン・ワールド』は、両者が新たに年俸416万ポンド(約7億5000万円)の5年契約を結んだと報じていた。

 来季以降もブライトンでの活躍を期待する声もある中、ブライトンは今月10日にデンマーク1部ノアシェランからガーナ人FWイブラヒム・オスマを今年7月から2029年6月までの5年契約により獲得すると公式発表。英メディア『フットボール・トランスファー』は「オスマの今夏ブライトン加入により、三笘移籍の可能性が高まった。ブライトンは6000万ユーロ(約97億円)の移籍金を要求する可能性がある」として、日本代表MFの移籍先候補にマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーを挙げた。

 するとトルコ人ジャーナリストのエクレム・コヌール氏が11日、X(旧ツイッター)で「ドルトムント、バルセロナ、マンチェスターU、アーセナルが三笘への関心を継続」とリポート。英メディア『90min』はコヌール氏の投稿を引用した上で、「三笘がトップクラブからの関心を集めているのは、理にかなっている。しかし、この日本人ウインガーはドルトムントにとって高額だ。ドルトムントと三笘を巡る噂が真実である可能性は低い。しかしドルトムントに何らかの扉が開かれたら、この日本人選手との契約はクラブ史上最大級のものになるだろう」と見解を示した。

 なおバルセロナ移籍の可能性については、スペイン紙『スポルト』が今月7日、ブライトンへレンタル移籍中のスペイン代表FWアンス・ファティの完全移籍と引き換えに、バルセロナが三笘を完全獲得すると主張している。三笘のさらなる活躍や、ステップアップ移籍への期待は高まるばかりだ。