京友禅をはじめとした染織品やファッションなど多様なプロダクトに取り組み、日本の美を創造してきた「千總(ちそう)」。シグネチャーコレクションである「花と鳥と」から、新たにメンズライン「花と鳥と MEN」の着物が誕生する。
同アイテムは2月22日(木)に、千總本店などで販売をスタート。自由に楽しむ着物の世界をのぞいてみては。
美を求める京友禅の老舗「千總」
「千總」は、1555年に京都・烏丸三条で創業して以来、永らく京友禅を手がけてきた老舗だ。
シグネチャーコレクション「花と鳥と」は、自然への敬愛を背景に「千總」の創造性を追求するコレクションとなる。
人々にとって普遍の価値があり、同店にとって最も大切なインスピレーションの源でもある自然の美しさを現代的な感性で捉え、世界に発信している。
“まとう人の喜びを表現し、自由を謳歌する”ための着物
新たに登場するメンズライン「花と鳥と MEN」は、遊び心にあふれた新しい感覚で楽しむ着物だ。
女性の着物にも負けないほど華やかなオートクチュール着物や長襦袢、デザインにギミックの効いた生地で仕立てる着物と羽織のアンサンブル、メッセージを込めた羽裏をラインナップしている。
一枚の絵画のような着物
「オートクチュール着物 楽園」は、手描き友禅で仕上げた、まるで一枚の絵画のようなデザインが美しい。
これまでの男性向け着物とは一線を画す、華やかなシーンでひときわ映える一枚だ。仕立ては一人ずつの身長に合わせて行う。
一つの情景が時によって移り変わるさまを、色鮮やかな「陽」と、静けさが漂う「月」のカラーリングで表現している。
織物のような印象の着物
「羽織・着物」で使用している「鳥小紋」と「鳥小紋 縞」は、羽ばたく鳥のシルエットが連続するデザインとなっている。
職人の手技による地染め(刷毛染め)と、モチーフが成立する限界まで小さく緻密に表現したプリント技術を融合。模様の細密さと配色の妙で、一見すると織物のような印象になる。
4種のカラーリングは、雄鳥の美しい羽根をイメージしたものだ。
華やかな柄をまとう
「長襦袢」は、着物を着る時には隠れてしまう部分だからこそ、華やかな柄をまとう愉しみを自分だけのものにできる。
動くと袖から色がのぞき、さりげない演出に。ガウンのように羽織っても素敵な一枚だ。
柄とカラーは2種類ずつ。
「花鳥」は、一本の木から四季の花々が咲き乱れており、青磁と黒の2つのカラーは昼と夜を表現している。
「カトレア」は、うごめくようなフォルムに、ビビッドなカラーで妖艶な色香が立ち上る一枚。カラーはアイボリーとグレーの2種類となる。
内側にまとう一枚の絵
「額裏(がくうら)」は羽裏の中でも、中央の縫い目がないのが特徴。メッセージやストーリーが込められた、一枚の絵を内側にまとうアイテムだ。
同商品の柄は、「菖蒲」「ボタニカルガーデン」「憧憬」の3種類となっている。
クラシカルな装いからカジュアルな着こなしまで、柔軟に自分らしいファッションを楽しんでみては。
花と鳥と MEN
発売日:2月22日(木)
販売店舗:千總本店、その他千總取扱い店舗
千總本店所在地:京都府京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80
(田原昌)
※表示価格は全て税込