エディオンピースウイング広島のこけら落としゲームとなるプレシーズンマッチ(サンフレッチェ広島対ガンバ大阪)が今月10日に開催。2万6000人以上のファン・サポーターが新スタジアムへ駆けつけたが、ここに来てゴール裏での観戦や声出し応援に関する不安の声が湧き起こっている。
エディオンピースウイング広島の位置する広島市中区基町は、広島城やひろしま美術館、広島県立総合体育館、ひろしまゲートパークなど多くの公共施設や文化施設がある一帯。スタジアムの北側には市営基町アパート(団地)が隣接している。
こけら落としゲームでは、両クラブのファン・サポーターがチャントを熱唱するなど、新スタジアムは興奮冷めやらぬ雰囲気に包まれた。しかし一部報道によると、市営基町アパートの住民から騒音に関する苦情があったという。
この苦情報道を受けて、ネット上では「苦情があるのは想定内」「まあそうなるよね」と納得の声が挙がっているほか、「元々からこの場所に作ることに反対していた人がいたから、行政もクラブも想定内であるはず」「広島のスタジアム構想が難しかった理由が分かった」というコメントも。「鳴り物、声出し応援禁止になるのかな…?」と応援スタイル制限の可能性を危惧するファン・サポーターもいる。
また広島は今月23日開催の明治安田J1リーグ開幕節で、ホームに浦和レッズを迎え撃つ。浦和サポーターが日本で屈指の熱狂的なサポーターとして知られているだけに、「J1開幕が浦和戦だけど大丈夫なのか?」といった心配の声も見られる。
さらに、新スタジアムのゴール裏における観戦スタイルを巡っても、ネット上で議論が白熱。「ゴール裏は立って飛び跳ねて腹から声出して応援する場所だ」「座って観戦するならば、ゴール裏以外の席を取るべき」といった意見に対する賛否両論が飛び交っている。