日本代表MF守田英正は、AFCアジアカップ準々決勝イラン戦後の森保一監督に対する訴えで注目を集める中、所属先のポルトガル1部スポルティングCPと契約延長で合意間近である模様。10日、ポルトガル紙『レコルド』が報じている。
川崎フロンターレ、CDサンタ・クララを経て、昨年夏にスポルティングCPへ完全移籍した守田。加入1年目の2022/23シーズンからポルトガル1部リーグ戦でコンスタントに先発出場すると、今季はアジアカップ開幕前までポルトガル1部リーグほぼ全試合でスタメン出場している。
契約延長の可能性は昨年の秋頃から何度も報じられていたが、ポルトガル紙『ア・ボーラ』は今年1月20日に「クラブは昨年夏の移籍ウィンドウが終了してから、守田と契約延長の意思を抱いていたが、延期していた」と報道。両者の交渉はアジアカップ終了後に本格化するとみられていた。
すると『レコルド』は「スポルティングは守田と契約延長する」とリポート。両者の現行契約は2026年6月に満了を迎えるほか、年俸は45万ユーロ(約7200万円)とクラブ内で中間レベルにある模様。契約期間が2年延長されるほか、年俸は75万ユーロ(約1億2000万円)にまで引き上げられる見込みだという。
また『レコルド』によると、スポルティングのルベン・アモリム監督は以前、所属選手の契約延長について「選手誰もが高額年俸を望んでいる」と発言したとのこと。フレデリコ・ヴァランダス会長も守田のパフォーマンスを踏まえた上で、チーム内屈指の高給取りに見合うだけの条件を提示する必要があると考えていたという。
ただ守田がスポルティングと契約延長で合意した場合でも、他の日本代表選手よりも条件面で劣るとみられる。MF三笘薫は昨年10月にブライトンと契約延長。英メディア『ロンドン・ワールド』は、両者が新たに年俸416万ポンド(約7億5000万円)の5年契約を結んだと報じている。またドイツ誌『ビルト』は昨年11月中旬、DF板倉滉がボルシアMGから年俸400万ユーロ(約6億5000万円)を受け取っているとし、チームで3番目の高給取りだと伝えていた。