子持ちはリリース推奨

子持ちメバルの中で小さな姿を形成している仔魚。サイズは6mm程度になったところで海に放出される。わずか6mmで大海に放り出されるのだと思うとなんとも自然界は過酷なことか、人とはスケールはまったく違うが、まあそういうものらしい。6mmというと、下の画像のような大きさだ。アイフォンで接写しようとすると、まあまあぼけた。

メバルは魚類では珍しい「卵胎生」 母親の体内で孵化して6mm程度まで育つたったこれだけのサイズで!?(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ちなみにスポーニングといういわゆる「出産」の時期に入ると、メバルはかなり釣りにくくなる。12月~2月頃で、この時期はレンジが入るか、水温の急激な低下もあってルアーでは釣れにくくなる。しかしそんなに深追いして釣るものでもない。子持ちのメバルは実はそんなにおいしくない。それに何より、そんなものをあえて食ってやるのはやはり殺生というものだ。リリースしてあげよう。

メバルは魚類では珍しい「卵胎生」 母親の体内で孵化して6mm程度まで育つ5cmの子メバルは1歳!?(提供:TSURINEWSライター井上海生)

それにしてもメバルの成長速度は、実に1年4cmほどと言われるのだから、我々が目撃する最小サイズの5cmくらいでも、1年生きているということなのか……へえ。

<井上海生/TSURINEWSライター>