※本記事は2019年の記事の再掲です。

イルカは知能レベルが高いことで知られ、人間にたとえると6歳児ほどの知能を持っているといわれている。
そんなイルカが、これまで思われていたよりもさらに人間に近い動物であることが、2019年4月、科学者たちの研究発表によって判明した。なんと、メスのイルカには女性のクリトリスと似た性的器官があり、しかも、それにより交尾の際にオーガズムを感じている可能性があるのだという。
実はハンドウイルカのメスには大きくて発達したクリトリスがあり、その組織構造から、刺激に反応して大きくなる可能性があるという。
また、クリトリスを包む包皮の下には神経の束があり、それが敏感に反応して性的な快感につながっているかもしれないとされている。
最近の研究では、イルカにとって交尾は仲間の結びつきに重要な役割を果たしており、一般的に動物は発情期にのみ交尾を行うが、イルカは発情期以外の妊娠することがない期間も含め、1年中交尾をしていることがわかっている。
この研究のリーダーを務める一人である米マウント・ホリオーク大学のダラ・オーバック博士は、イルカの年間を通した性的活動を、人間や類人猿の習慣と比較してこのように解説している。
「人間やピグミーチンパンジーのような通年で性的活動をするそのほかの哺乳類では、交尾はメスに快感をもたらすことが知られています。また、クリトリスへの刺激によって、オーガズムに達することもしばしばあります。ただし、イルカも同じように性的活動で快感を得ているかどうかを判断するには、さらなる研究が必要となります」
ちなみに、人間のクリトリスは膣の外側にあるが、イルカのクリトリスは膣の入口あたりにあるという。そのため、交尾の際にオスのペニスが直接クリトリスに刺激を与えているのだという。
その一方で、メスのイルカが交尾の際、海の中でヨガリ声をあげているかどうかについては、研究では触れられていないようである。
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提供元・TOCANA
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