会食に誘われる側の心得
――yuuuさんが作成されたマニュアルの内容はかなり高度ですが、もっと簡単に会食のポイントを把握する方法はないでしょうか。
yuuu 前提として、あのマニュアルを全て実行する必要はありません。私も実行できないことがあります。ポイントは自分なりの判断基準をもって、上司とコンセンサスを取ることです。コンセンサスを取っておけば上手くいく確率が上がりますし、上司も適切なフィードバックができるようになります。
――会食に誘われる側の心得も教えてください。例えば貸し借りの関係を作らないために「会社の規定で費用は折半させてもらう」と前もって伝えておく方法もあります。
yuuu 会社の規定を理由に示すことはアリだと思います。実際、折半を原則にして、どちらかの費用負担で会食に誘うことも、誘いに応じることも、いずれも禁止している会社はあります。また、相手側の意図を察知したうえで、会食を経ていろいろ要求されるのは困る場合は断ったり、あいまいにリスケジュールをしたりする方法があると思います。
会食への対応では貸し借りの関係をチャラにすることも大事で、何となく手土産を持ってくるなと感じたら、こちらもお返しの手土産を持参するとか。あるいは一次会の費用を先方が負担したら、二次会の費用はこちらで負担するとか、一次会も二次会も先方が負担したら、次回の会食はこちらで設定して費用も負担するとか。対等で健全な関係を築いておくことが、誘われた側のリテラシーです。
――今日はたいへん詳細なお話をありがとうございました。
(構成=小野貴史/経済ジャーナリスト)
提供元・Business Journal
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