スポルティングCP所属の日本代表MF守田英正は、2月3日開催のAFCアジアカップ準々決勝イラン戦後に、森保一監督へ戦術面におけるチーム全体の約束事を定めるよう訴えるようなコメントを残したことで話題に。同選手はスポルティングCPのチームメイトに対しても、注文をつけている。
守田はアジアカップ敗退後にスポルティングCPへ再び合流すると、8日開催のポルトガル国内カップ戦準々決勝のUDレイリア戦で72分からプレー。2-0で迎えた74分、右サイドのコーナーキックにファーサイドで待ち構えていたが、守田の前にFWヴィクトル・ギェケレシュが割って入り、ヘディングシュートで押し込んだ。
3-0で準決勝へ駒を進めたスポルティング。ギェケレシュは試合後、インスタグラムにUDレイリア戦でプレーする自身の姿をアップするとともに「昨日良いパフォーマンスを見せたから、僕たちは準決勝へ進んだ。日曜日にホームで会おう!」とファン・サポーターにメッセージを送る。すると守田は「次は僕からゴール(のチャンス)を奪わないでね」と反応。3点目のシーンで決定機をさらわれた格好となっただけに、ギェケレシュに対して何かしら思うことがあったようだ。
守田は川崎フロンターレ、CDサンタ・クララを経て、昨年夏にスポルティングCPへ完全移籍。今季もアジアカップ開幕前までポルトガル1部リーグほぼ全試合でスタメン出場と、主力選手として活躍している。
それだけにポルトガル『ア・ボーラ』が今月6日に「両者はすでに交渉を進めている。守田の契約延長は近いうちに実現する」とリポート。これによると、両者の現行契約は2026年6月に満了を迎えるほか、年俸は50万ユーロ(約8000万円)程度と、クラブ内で中間レベルにある模様。契約期間が1,2年延長されるほか、年俸は70万ユーロ(約1億1000万円)~80万ユーロ(約1億3000万円)にまで引き上げられる見込み。契約解除金は4500万ユーロ(約71億円)から6000万ユーロ(約95億円)にまでアップするという。