脳波・心拍センサーで集中状態・疲労を測定する「Pylot」

作業中の社員の「疲れ具合」や「休息が必要か」を目視だけで察知するのは、なかなか難しいものだ。

社員の健康を守りつつ、生産性の向上をサポートしたい…そんな企業の悩みに応えてくれるアイテムが、クラウドファンディングサイトのINDIEGOGOに登場した。

アメリカ・ニュージーランドを拠点とするPylot社が開発した、精神的エネルギーを追跡して生産性の向上を支援するウェアラブル端末「Pylot」だ。

Pylotは、脳波(EEG)と心拍変動(HRV)センサーを使用してフロー状態1と精神的な疲労を追跡し、ディープワーク2に最適な時間を特定し、必要に応じて休憩を提案する製品。

人間が考えて情報を処理するとき、脳は小さな電気信号を作り出すという。この信号をEEGセンサーで測定することで、ユーザーがどれほど集中しているか、リラックスしているか、あるいは激しく集中しているかを知ることができる。

一方、HRVセンサーでは心拍間のわずかな時間の変化を測定。心臓の鼓動が速いか遅いかではなく、鼓動の間隔が自然に変化しているかどうかをチェックする。変化が少ないほど、疲労やストレスが溜まっていると捉えられるそうだ。

INDIEGOGOより引用

MacとWindowsでは、Pylotのアプリを利用可能。アプリ上で時間、日付、アクティビティ、セッションごとに精神的エネルギーの様子を確認できる。また、セッションにさまざまな習慣をタグ付けすることで「散歩をすると精神力が高まる」「音楽を聴くと疲労が遅れる」など高フロー状態に到達する要因を見つけられる。

なおPylot社は、INDIEGOGOでPylotのプロジェクトを発表してからおよそ12時間で目標金額の50%を達成。目標金額達成となるか、今後の反響を追っていきたい。

・フロー状態1…時間を忘れるほど作業に没頭している状態
・ディープワーク
2…集中して高いパフォーマンスで仕事を進めること

参考元:
INDIEGOGO
Pylot 公式サイト

スマートリングを用いて従業員の健康をサポートするサービス「Virgo」

労働人口の減少や、社会保障費の増大が社会課題となっている近年。日常生活における心身の状態を可視化し、病気をしていない段階で“予防”の観点から健康改善に向けて行動することが重要視されている。

こうした背景から、ジャパンディスプレイはスマートリングで従業員・利用者の健康改善をサポートするという“セルフケア”見守りサービス「Virgo」を発表。Virgoの導入を希望する企業・団体向けに、2月よりトライアル提供を開始する。

Virgoでは、有機光検出器(以下、OPD センサー)を搭載したスマートリングと、スマートフォンアプリやクラウドを連携することで、心拍数、血中酸素ウェルネス、睡眠時間、歩数、消費カロリーなどを自動的に取得可能。

日々の健康状態を把握するだけでなく、保健師などの有資格者によるアドバイスや健康に関する情報も提供し、利用者の健康意識の向上や行動変容のサポートを行うサービスである。

なおVirgoソリューションは岡山大学、あいおいニッセイ同和損害保険、ヴェルト、両備健康づくりセンターとの共同研究で使用予定。共同研究の内容はドライバーの運転挙動と健康の相関性に関するものであり、ドライバーの健康と安全を通じて運送業界における人手不足解消に貢献する方針だ。

参考元:
Virgo 公式サイト
ジャパンディスプレイ ニュースリリース