上記の条件をクリアした製品は……

ドライブレコーダーに必要な条件を備え、バイクに適した製品となると実はそれほど多くない。
モトメガネ編集部が注目しているバイク用ドライブレコーダーが、LEDライトやマウントホルダーなどをリリースしているコルハートが取り扱うGlobal Eagleの『MOTOR DVR X9』という製品だ。

その特徴を具体的に紹介していこう。

オートバイ用のドライブレコーダーに必要な機能をすべて搭載!
Global Eagle『MOTOR DVR X9』

カメラ性能は申し分なし!まずは雨の降っている夜の街中での走りの映像を見ていただこう。
高い性能を実感できるはずだ。

GPS機能を十分に発揮する独自の装備

オートバイにドライブレコーダーのGPSアンテナを装着する際、良い場所がないためにGPSアンテナをカウルやシート下に装着してしまうことがある。そうするとGPS機能が十分に発揮されないことがあるのだ。そこで同製品では、リモコン操作スイッチにGPSアンテナ機能を持たせた。これによりシート下などにGPSアンテナが隠れてしまう問題を解決している。

ドライブレコーダーのリモコンは両面テープで任意の場所に固定できる他、写真の取付ステーによってハンドル周辺のネジと共締して固定することも可能だ。

防水性を持たせ、設置場所の自由度を高めた本体

近年、ハーレースポーツスター系やホンダのカブ系ヤマハXSR700等、車種によりシート下などにドライブレコーダーの本体を装着する場所がない事例が増えてきている。そこでこれら車両にもドライブレコーダーを装着できるよう、本体に防水性を持たせているのだ。これによって本体の設置箇所の自由度が高まり、車両の外装部分にも取付可能となった。

なお現在、本体を装着する外カバーを開発中だ。

広い視野角と暗所に強いカメラ

ドライブレコーダー用のカメラは、車体の前後に設置できるよう2カメラとなっている。
視野角は前後共に156°と撮影範囲としては十分な画角をカバー。
夜間の他のクルマ・バイク等のライトやトンネルの出入り口等、白飛びしやすい状況でも確実に映像を撮れるよう、SONY製スタービスセンサーを採用。スタービスセンサーとはもともと監視カメラ用に開発されたセンサー技術のひとつ。これにより夜間の録画性能をしっかりと確保している。

オプションパーツも豊富に用意された装着用クランプ

どんなに優れたカメラであろうとも、それがしっかりと装着できなければ意味がない。車両にカメラやリモコンスイッチ等を装着する際、ナンバープレートやミラーホール等を使用する場合が多く、これらの取付パーツはオプションで購入しなければならないことが多い。
そこで今回、これらの装着するためのステーを数種類同梱

通常、車両により前後のカメラの取付位置は異なるもの。特にフロントカメラの装着位置はネイキッド・スーパースポーツ・スクーター・ツアラー等、車両デザインにより変わってくる

そこで用意されたのが四種類のステーだ。

同梱されている一般的な取付ベース。金属製のため、多少のアールを付けたり取付面に合わせて多少の加工ができるようになっている。

こちらも同梱されている樹脂製ベース。丈夫な作りになっていてカメラを車両にがっちりと固定できる。

様々なネジに共締めできるよう、ステーの関節部分が多いのが特徴。長穴の採用により、車体との取り付け部分に汎用性を持たせている。リアはナンバープレートに共締めできる工夫が施されている。
ミラーホールに固定できるマウントも用意。

車両にドライブレコーダーを装着する際、せっかくのバイクの見た目を損なわないよう、『スマートでカッコよく装着していただきたい』というバイク乗りの気持ちに寄りそうメーカーの粋な計らいがうれしい!!