FW渡邉千真 写真:Getty Images

 2月9日、東京都社会人サッカーリーグ1部のSHIBUYA CITY FCは、2023シーズンで松本山雅(J3)を契約満了に伴い退団した元日本代表FW渡邉千真を獲得したと発表。同クラブが公式Xに投稿した動画がSNSで話題となっている。

 SHIBUYA CITYがポストした動画には、渡邉が渋谷の街に登場するシーンが映し出されている。これを見たファン・サポーターから「欧州リーグばりの紹介動画だね!凄!! 渋谷で千真頑張ってー」「社会人リーグのチームだろうと、こういう映像が作れるんですよ。Jリーグのクラブも倣ってほしい」など、称賛のコメントが多く寄せられている。

 37歳のベテランFWは、同クラブ加入に際し「新しい挑戦にとてもワクワクしています。渋谷からJリーグを目指すクラブとして、今年は関東リーグ昇格を達成するために日々邁進していきたいと思います。そしてこのクラブを今より発展して大きくしていけるようにこれまで培った経験を自分なりにピッチ内外で精一杯還元していきクラブと共に成長していきたいと思います。よろしくお願いします」とコメントした。

 渡邉は長崎県の国見高校から早稲田大学を経て、2009年に横浜F・マリノスへ加入。プロ1年目にJ1で13得点をマークした。その後、FC東京、ヴィッセル神戸、ガンバ大阪などでキャリアを重ね、これまでJリーグでは通算109得点を挙げている。

 SHIBUYA CITYは2014年に設立され、東京都渋谷区からのJリーグ参入を目指している。柏レイソルなどで活躍した増嶋竜也氏が監督を務めており、2023シーズンは東京都1部リーグで優勝。関東社会人サッカー大会に出場したが準決勝で敗れ関東リーグ昇格を逃した。今季こそ、上のカテゴリーへのステップアップを絶対目標に掲げる中、ファジアーノ岡山からいわきFCへ期限付きで移籍していたMF宮崎幾笑など、複数の元Jリーガーを獲得することに成功している。

 活躍の場を社会人リーグへ移した渡邉のプレーに注目が集まる。