中古車とバイク用品の買取・販売専門店「アップガレージ」を運営するアップガレージグループは、1月12日(金)に開催された「東京オートサロン2024」で「JAPAN CAR AWARDS 2023‐2024」の授賞式を実施した。
幅広いユーザーの投票により決まった“本当に乗りたい車”は何なのか。気になる結果を紹介したい。
JAPAN CAR AWARDSとは
「JAPAN CAR AWARDS」は、“本当に乗りたい車”をユーザー投票で決める自動車賞で、2014年から毎年開催している。
今年度は2023年10月1日(日)~10月31日(火)の期間に、特設サイトとアップガレージ公式XおよびInstagramにて投票を実施した。投票数は約114万票にのぼり、コアな車好きからライトユーザーまで幅広い層が参加しているため、本当に人気のある車がわかりそうだ。
投票は「2023部門」「スポーティー部門」「ドリーム部門」「パーツ部門」の4つの部門に分かれており、授賞式には各部門で第1位に選ばれたメーカーが参加した。
ここからは気になる投票結果を紹介したい。
2023部門
「2023部門」では、2022年11月1日(火)から2023年10月31日(火)までに発表されたモデルの中から、ユーザーが“本当に乗りたい車”を選んだ。
その結果、1位は27,213票を獲得したトヨタ「GAZOO Racing GRカローラ」となった。授賞式に参加したGR車両開発部のチーフエンジニア 坂本氏いわく「とにかくお客様を笑顔にする、ずっと乗っていたいと思っていただける車を作るために、マスタードライバー(豊田章男会長)自らハンドルを握って作った車」だという同モデルだが、開発ドライバーの石浦氏によると「まだ開発は終わっていません」とのこと。これから先にも注目したい車だ。
なお、2位は同じくトヨタの「アルファード」(19,616票)、3位はLEXUS「LBX」(19,182票)となった。
スポーティー部門
「スポーティー部門」では“楽しく乗りたい車”をノミネート。走りが良く、かっこいい、乗っていて楽しくなるような車が選ばれた。
1位は29,256票を獲得した日産「スカイラインGT-R」、そして同社の「シルビア」も21,687票を獲得し2位となった。「スカイラインGT-R」は昨年度もレジェンド部門にて受賞しており、ブランドアンバサダーの田村氏はそのことに触れつつ、⽇産のスポーツカーはどれも⼀貫したコンセプトで作られていて、どれに乗っても同じ味になることを目指していること、どのモデルでもその根底にあるのは⽇産のDNAであることについて述べた。
なお、3位にはマツダ「RX-7」(20,593票)が選ばれた。
ドリーム部門
「ドリーム部門」は、価格の高さや希少性により手は出せないが「いつかは乗りたい車」が選ばれる部門。
同部門の1位には日産「GT-R(R35)」が23,051票を獲得し選ばれた。同部門ではベントレー「コンチネンタルGT」やアウディ「R8」といった海外のラグジュアリーカーもノミネートされており、日産 チーフビークルエンジニアの川口氏はこれらのモデルを押さえての受賞となったことについて喜びをかみしめた。
なお2位はLEXUS「LFA」(19,957票)、3位もホンダ「NSX」(17,298票)となり、国産高級車の人気がうかがえた。
パーツ部門
「パーツ部門」では、数あるアフターパーツメーカーの中から、4年連続5回目の受賞となったエッチ・ケー・エスが1位に選ばれた。
同社の代表取締役社長 水口氏は受賞にあたり、電動化やカーボンニュートラル、サステナビリティといった、これから先求められるカスタムを提案していくことについて述べた。
なお、気になる受賞結果は特設サイトでも公開している。4位以降の結果も発表されているので見に行ってみては。
(Mayu)