チュニジア代表FWイッサム・ジェバリら擁するガンバ大阪が、ブルガリア1部PFCレフスキ・ソフィア所属FWウェルトン・フェリペの獲得に迫っている模様。7日、複数の欧州メディアが報じている。
ブラジルとブルガリアの国籍を有するウェルトンは現在26歳、身長175cmで両利きのウインガー。2022年1月にブラジルのボタフォゴFCからソフィアへ移籍すると、欧州挑戦1年目から主力選手として活躍。翌2022/23シーズンにはブルガリア1部リーグほぼ全試合スタメン出場で2ゴール3アシストをマークしたほか、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)予選でもプレー。左ウイングを主戦場とする中、今季もリーグ戦20試合中14試合のスタメン出場で3ゴール4アシスト。UECL予選では、元日本代表MF長谷部誠擁するアイントラハト・フランクフルトと対戦している。
ウェルトンの去就を巡っては、今年1月6日にブルガリアメディア『スポーツライブ』は独自に入手した情報として「G大阪がウェルトンの獲得オファーを用意」とリポート。ただソフィアが移籍金400万ユーロ(約6億3000万円)未満のオファーに応じない可能性があることもあり、クラブ間交渉の難航が予想されていた。
しかしブルガリアメディア『GONG』は今月7日に「ソフィアはウェルトンを売却する。日本のクラブから高額のオファーが届いている」として、G大阪移籍間近だと報道。選手本人もG大阪移籍を望んでいるほか、2024年末までである現行契約の延長を拒否。そのため、ソフィア幹部も高額売却に前向きだという。
ただ一方で『stosport』は今月4日、ウェルトンの現状について「彼は昨年12月の休暇期間を経て、必要以上に体重が増えている」とコンディション管理における問題点を指摘。現地のスポーツ番組でスポーツジャーナリストや司会者から「調子に乗っている。彼には、日本へ移籍するのではないかという憶測がある」と厳しい言葉を受けたという。