レアンドロ・ダミアン 写真:Getty Images

 元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、2023シーズン限りで川崎フロンターレを退団。浦和レッズ、北海道コンサドーレ札幌、鹿島アントラーズなどJリーグ複数クラブの公式インスタグラムアカウントをフォローしたことで注目を集めていたが、ブラジル2部コリチーバ移籍がほぼ確実である模様。6日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。

 ダミアンの去就を巡っては、同選手の代理人が昨年12月1日にブラジル1部SCインテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』のインタビューで、日本やブラジル国内クラブからオファーが届いていることを明言。天皇杯決勝・柏レイソル戦の翌日に川崎退団が正式決定すると、今年1月にはECバイーアなど複数のブラジル国内クラブが移籍先候補に浮上していた。

 それでもダミアン本人は1月中旬以降、浦和、札幌、横浜FC、鹿島、中国1部・上海海港のインスタグラムアカウントを次々とフォロー。ネット上では、同選手がJリーグでプレーを続ける可能性を期待する声が挙がっていた。

 しかし『グローボ』によると、コリチーバはアルジェリア代表FWイスラム・スリマニの後釜としてダミアンを獲得。同選手はグート・フェレイラ監督からの説得を受けて、コリチーバ加入を決断。今週中にメディカルチェックを受ける予定であり、問題がなければ1年契約を結ぶという。

 またフェレイラ監督はかつて2017年5月からおよそ6か月間、ブラジル1部SCインテルナシオナルを指揮。当時ダミアンを指導していただけに、6年ぶりの師弟コンビ再結成が実現する見込みだ。

 なおブラジルメディア『UOL』は今月3日、ダミアンの川崎退団について「本人が望めば、川崎と契約更新し、今年も川崎でプレーすることも可能だった。しかし、彼は環境を変えることを望んだ」と川崎残留の選択肢があったことを伝えている。