日本代表MF守田英正は、AFCアジアカップ準々決勝イラン戦後の森保一監督に対する要望で注目を集める中、所属先のポルトガル1部スポルティングCPへ再合流。ポルトガル『ア・ボーラ』が6日、契約延長に向けた動きを報じているが、新契約締結の場合でも年俸額はMF三笘薫(ブライトン)やDF板倉滉(ボルシアMG)など他の日本代表選手よりも低い見込みだという。
守田は川崎フロンターレ、CDサンタ・クララを経て、昨年夏にスポルティングCPへ完全移籍。加入1年目の2022/23シーズンからポルトガル1部リーグ戦でコンスタントに先発出場すると、今季はアジアカップ開幕前までポルトガル1部リーグほぼ全試合でスタメン出場している。
契約延長の可能性は昨年の秋頃から何度も報じられていたが、『ア・ボーラ』は今年1月20日に「クラブは昨年夏の移籍ウィンドウが終了してから、守田と契約延長の意思を抱いていたが、延期していた」と報じていた。
しかし同紙は6日になって「両者はすでに交渉を進めている。守田の契約延長は近いうちに実現する」とリポート。これによると、両者の現行契約は2026年6月に満了を迎えるほか、年俸は50万ユーロ(約8000万円)程度と、クラブ内で中間レベルにある模様。契約期間が1,2年延長されるほか、年俸は70万ユーロ(約1億1000万円)~80万ユーロ(約1億3000万円)にまで引き上げられる見込み。契約解除金は4500万ユーロ(約71億円)から6000万ユーロ(約95億円)にまでアップするという。
ただ守田がスポルティングと契約延長で合意した場合でも、他の日本代表選手よりも条件面で劣るとみられる。三笘は昨年10月にブライトンと契約延長。英メディア『ロンドン・ワールド』は、両者が新たに年俸416万ポンド(約7億5000万円)の5年契約を結んだと報じている。またドイツ誌『ビルト』は昨年11月中旬、板倉がボルシアMGから年俸400万ユーロ(約6億5000万円)を受け取っているとし、チームで3番目の高給取りだと伝えていた。