清水エスパルスは今年1月13日、ブラジル人FWチアゴ・サンタナが浦和レッズへ完全移籍したと公式発表。同選手の後釜としてブラジル人FWジウベルト獲得の可能性が消滅した中、かつてザスパクサツ群馬(現ザスパ群馬)やアルビレックス新潟でプレーしていたトルコ2部コジャエリスポル所属FWドウグラス・タンキを獲得する模様。6日、トルコメディア『ajansspor』が報じている。
現在30歳のドウグラスは、身長188cmで左利きのセンターフォワード。ポンチ・プレッタなどブラジル国内の複数クラブを経て、2015年に群馬へ移籍。群馬では左膝前十字靱帯断裂という大怪我により、J2リーグ4試合の出場にとどまり、わずか1年でチームを離れた。
群馬退団後はタパチュラでプレーし、メキシコ2部リーグで10ゴールと完全復活。2017年の新潟加入で再び来日したものの、同年はJ1リーグ10試合の出場でわずか2ゴール。1年で新潟を離れた後は、タイ1部ポリス・テロやポルトガル1部パソス・デ・フェレイラなどでプレーしていた。
そんなドウグラスは昨年8月にコジャエリスポルへ加入。2023/24シーズンはここまでトルコ2部リーグ19試合の出場で10ゴール1アシストと、絶対的ストライカーとして活躍している。
『ajansspor』によると、清水はすでにコジャエリスポルに対してドウグラス獲得の正式オファーを提示。契約解除金満額の75万ユーロ(約1億2000万円)を支払う意思を見せているほか、コジャエリスポルもドウグラスの後釜獲得へ動いている模様。「(今月11日の)リーグ戦を前に、ドウグラスを失う」と報じており、同選手の退団は決定的だという。
なお清水は2023シーズンにJ1昇格を逃すと、これまで大型補強を手掛けてきた大熊清取締役(ゼネラルマネージャー兼サッカー事業本部長)が昨年12月31日をもって退任。強化部の人事変更もあり、2023シーズン在籍の外国籍選手はFWカルリーニョス・ジュニオを除き全員が退団している。