神奈川県小田原市にある小田原フラワーガーデンでは、関東最多級となる約300品種500本のウメが自慢の「渓流の梅園」が見頃を迎えている。
同園では、見頃にあわせ「梅まつり」を、3月3日(日)まで開催。期間中は、無休で開園し、ウメをつかった体験プログラムや限定メニューが楽しめる。
丹沢の山々を借景とした絵画のような渓流の梅園
小田原フラワーガーデンは、標高約113mのなだらかな斜面地に立地しており、「渓流の梅園」からは、丹沢の山々を借景とした絵画のような景観が楽しめる。
同園は、全国的にも珍しい芝生張りの梅園で、渓流のせせらぎと梅の清々しい香りに包まれながら、初春の散策を満喫できることで知られる。
そんな梅園の梅たちが見頃を迎えている。今年は、数ある梅の中でも紅梅に注目し、「紅梅~あでやかな花梅~」をテーマとする。
実は、紅梅と白梅は花の色ではなく、木の幹を切断した際の断面の色によって区別するという。そんな梅の見分け方や紅梅の特長に焦点をあて、梅園内に設置されたクイズラリーや解説板などで、紅梅の魅力を楽しもう。
ガイドツアーに、実梅の土産・梅まつりそばなども用意
梅まつり期間中は、日本梅の会会長・大坪孝之氏による無料のガイドツアーを実施する。開催日は、2月11日(日)、時間は10時30分~11時30分だ。
また、2月18日(日)11時~11時30分には、同園の植物管理を担当するスタッフによるガイドも行われる。ともに、定員は各回先着30名で当日受付となる。
そして、「梅まつり」にまつわる土産として、小田原の特産品「実梅」も用意。さらに、梅肉とかまぼこを使った期間限定メニュー「梅まつりそば」の提供もある。
「梅まつりそば」は、700円(税込)、販売場所は、園内テイクアウトカフェ「ハイビスカス」で、時間は10時~15時30分だ。
今年は、気温が高い影響で、梅の開花が平年より2週間以上早い状況だ。園内では、早咲き品種が見頃を迎え、この後、中咲き・遅咲きの品種が続々と開花していくという。
今では花見というと桜だが、古来日本の花見の対象は梅だった。梅園全体としての見頃は、2月下旬まで続く見込みとのことなので、今年は梅の花見に出かけてみては。
渓流の梅園 梅まつり
開催場所:小田原フラワーガーデン
所在地:神奈川県小田原市久野3798-5
開催期間:開催中~3月3日(日)
開園時間:9時~17時
休園日:期間中無休
料金:無料
(高野晃彰)