タチウオが北に上がってこない

ここ最近、大阪湾奥のアングラーの全員が言っていることで、タチウオがまーったく入らなくなった。手堅く釣れるのは岬町以南。それもシーズンが前倒しで来て、7月後半から入るらしい。早めに始まる分、小さいのも特徴と言えるだろうか?今年はF3より上を見たことも聞いたこともない。

5年前に乗せてもらった船の沖では「絶滅するんじゃないか?」というくらいタチウオが爆釣したが、沿岸には寄ってこないわけだ。年魚のタチウオにすれば、あえて潮通しの悪い湾奥に入って少ないベイトを獲る必要もないのかなと思えば、近寄ってこないのもわかる。

ゲストは豊富!

今年はチヌやシーバスがてんでダメだったが、何やらそんな時期も過ぎて平然とアジングしていると、ヤツらがきた。最近は面倒でタモを持っていかなくなっているのでキャッチまではしていないが、チヌも、いいサイズのシーバスも複数掛けている。

大阪湾ライトゲーム【2023秋冬シーズンを振り返る】大型メバルが数出た大型は水面に浮上させるところまで(提供:TSURINEWSライター井上海生)

その他、11月に大量発生したサヨリも、久々に釣った。南港では、グレを狙っているアングラーから、ワームでも小器用に釣る人がいうよと教えてもらった。それは気になる。

個人的に今年の自分のトレンドは、ワームとジグヘッドの再考と実験だった。ミステリアスな黒いワーム、豆アジ用ヘッドのショートバイトに対する汎用性……ライトゲームは単調な釣りだが、こうしてアレンジすることで、自分のやり方で魚をモノにする創作性も知れた。来季もアレンジ、アレンジで手に馴れた釣りをエンジョイしたい。

<井上海生/TSURINEWSライター>