リーグアン(フランス1部)の強豪パリ・サンジェルマン(PSG)は、フランス代表FWキリアン・ムバッペの後釜としてMF三笘薫(ブライトン)やMF久保建英(レアル・ソシエダ)の獲得に動く可能性がある模様。フランス紙『ル・トランスファー』が5日、PSGの日本人選手獲得戦略を伝えている。
同紙は「PSGは韓国代表MFイ・ガンインの活躍により、今後の移籍ウィンドウで少なくとも1人の新たなアジア人選手と契約することを積極的に検討している」とリポート。FWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)やDFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)を獲得する可能性について「高額な移籍金とクラブ間交渉の余地がないため厳しい」と綴っている。
そしてPSGがムバッペの後釜確保を優先事項に掲げていることに触れると、「三笘が依然としてトップターゲットだが、5000万ユーロ(約80億円)という市場価値が彼の獲得を躊躇する金額になる可能性がある。三笘の獲得で合意に至らなかった場合、代替候補となる可能性があるのは久保だ」と、PSG幹部における日本代表2選手の序列を紹介。三笘と久保の他に「獲得候補に挙がっている選手」として、堂安、DF冨安健洋(アーセナル)、伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)を挙げている。
PSGは2022年から2年つづけて日本ツアーを実施。RCDマジョルカからイ・ガンインを移籍金2000万ユーロ(約32億円)で獲得したこともあり、2023年は韓国でもプレシーズンマッチを実施するなど、アジア向けのマーケティングに注力している。
そのイ・ガンインは昨年8月下旬から2か月近くにわたり負傷離脱も、今季ここまでリーグ戦10試合のスタメン出場で1ゴール2アシストをマーク。主力選手として活躍しているだけに、クラブ内でアジア人選手に対する評価は上昇していると考えられる。