かつて浦和レッズでプレーしていた元日本代表MF原口元気は、ヴィッセル神戸移籍の可能性も報じられる中、DF伊藤洋輝擁するブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトからドイツ2部所属クラブへの移籍を拒否していた模様。ただ依然として今冬Jリーグ復帰の可能性は残っているようだ。
原口は2023年1月にウニオン・ベルリンからシュツットガルトへ完全移籍も、今季ここまでリーグ戦わずか1試合の出場。契約期間が今年6月までである中、ドイツ紙『キッカー』は昨年11月下旬に「彼はシュツットガルトで構想外だ。神戸をはじめ日本の複数クラブからの関心が噂されている」とリポート。しかしドイツメディア『フースバル』は昨年12月30日に「原口はシュツットガルトに残留」と報じていた。
ドイツ誌『ビルト』は今月5日伝えたところによると、原口は先月末んいFW伊藤達哉擁するドイツ2部マクデブルクからのオファーを拒否。マクデブルクから提示された年俸額が現在(50万ユーロ:約8000万円)の半分程度だったことにくわえて、妻が妊娠中であることが移籍拒否の理由だという。
ただ一方で『南西ドイツ放送』が5日伝えたところによると、シュツットガルトのファビアン・ヴォルゲムートSD(スポーツディレクター)は「移籍ウィンドウはまだ開いている」と原口退団の可能性を示唆。選手サイドとクラブ幹部が残留、移籍の可能性について話し合いを行っているとのことだ。
なおシュツットガルトは移籍ウィンドウ最終日の1月31日に、MF三笘薫擁するブライトンからMFマフムド・ダフードをレンタル移籍により獲得している。中盤の選手層が厚くなり、原口の序列低下が予想されるだけに、高額年俸でのJリーグ復帰が実現するか注目が集まる。