キャリア形成への第一歩は難しくない

―――大学2年生の今、まだ就職のことなんて考えられない人も多いかと思います。

東郷さん:まだ自分が社会で働くイメージを持てない人は、大学が用意しているプログラムに参加し、意識を変えるきっかけをつかむことから始めてみましょう。

大学では、キャリア教育のサポートを目的とした授業やイベントが用意されており、基本的には誰でも気軽に参加ができます。また、キャリアセンターへの訪問も、就職について考えるきっかけづくりに適しています。

3年生になってからでいいやと思わず、時間をかけて準備をしていくことが、自分にとって良い就活をするために必要です。

マイナビ研究員からのメッセージ

―――最後に、これからインターンへ向けキャリア形成をしていく26年卒のみなさんへ、お2人からメッセージをお願いします。

東郷さん:大学2年生の今は、目の前の学業やアルバイトなどが忙しく、将来を見越した行動を起こすのは難しいと思います。ただ、キャリア形成ができる今の時期だからこそ、まずは動いてみることが大切です。

今のうちにキャリア形成をして、ぜひインターンへのチャレンジをしてみてください。社会人と接触した経験が刺激となって、将来のビジョンを描きやすくなるはずです。

沖本さん:インターンへの参加をべースにしてしまうと、ハードルの高さを感じてしまい、就職について考えるモチベーションが下がってしまうかもしれません。

キャリア形成への第一歩を踏み出すためにも、オンライン開催のオープン・カンパニーや大学主催のプログラムなど、気軽に始められる手段から試してみてください。

ルール変更で重要性が高まるインターンを活用し、キャリア形成を大切にしていけば、後悔のない就活につなげられると思います。

インタビュイープロフィール

東郷 こずえ

株式会社マイナビ キャリアリサーチラボ 主任研究員。

国家資格キャリアコンサルタント。

2007年、毎日コミュニケーションズ(現:マイナビ)へ中途で入社。企業の新卒採用を支援する就職情報事業本部において、営業推進、サイトデータ分析部門などを経て、現職。雇用や労働に関連する様々な調査やレポーティングを行う「マイナビキャリアリサーチラボ」の主任研究員として、年間約40件の学生および企業向け調査の立案・運用・分析を手掛けている。

沖本 麻佑

株式会社マイナビ キャリアリサーチラボ 研究員。

新卒採用領域を担当。2016年入社。「マイナビバイト」の原稿制作担当としてアルバイト採用に携わった後、現在は新卒採用を行う採用担当者への調査やUターン就職、低学年のキャリア意識に関する調査などを主に担当。就活生と採用担当者との意識の違いなどに関心が高い。

マイナビキャリアリサーチLab 雇用や労働に関連する様々な調査データやレポートを通じて、雇用の在り方や個人のキャリアを考える上で役立つ情報を提供するサイト

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