モルディブは、「ワールド・トラベル・アワード2020」で「ワールド・リーディング・デスティネーション賞」を受賞した。
11月28日に発表された、ワールド・トラベル・アワード2020のグランドファイナルでモルディブが「ワールド・リーディング・デスティネーション賞」を初めて受賞しました。ワールド・トラベル・アワードは、1993年に創設された名誉ある賞で、世界各国の旅行業界の中で最も権威ある賞です。コロナウイルス感染症の世界的な流行による大変困難な年になった2020年に、ノミネートされていたドバイ、マレーシア、スペイン、モーリシャス、スリランカなど、他の22のデスティネーションと競ったのち、モルディブが受賞した意義は大変大きいと感じています。
受賞にあたり、モルディブの観光大臣アブドゥラ・マウスーム氏は、「モルディブがこのような名誉ある賞を受賞したことは、モルディブが世界各国の旅行者にそれだけ人気があるという裏付けです。今回の受賞は、ソリ大統領の統率の下、モルディブの観光産業が一丸となって、 #VisitMaldives の各種プロモーションを行ってきた成果だと考えています。おめでとう!」と述べました。
モルディブは最終選考で、他にも、40あるデスティネーション部門のうち8つ、53あるホテル&リゾーツ部門のうち30にノミネートされています。
コロナ禍によるパンデミックは、モルディブの観光産業に大打撃を与えました。ニューノーマルな世の中に沿って、予定されていた観光キャンペーンは見直され、デジタルマーケティングへのシフトが進みましたが、それにより、より効率的なプロモーション展開が可能になりました。
7月15日に全世界からの観光客の受け入れ再開に当たっては、モルディブの観光業界が一丸となって、安全なデスティネーションとしてのモルディブを周知してもらえるように、モルディブの地形を生かした「ワン・アイランド・ワン・ポリシー」を全面に押し出しました。
それ以来、各マーケットにおいて、旅行フェア(オンライン、オフライン)、ウェビナー、ファムトリップ、オンラインロードショー、アウトドア広告、デジタルメディアキャンペーンなど、リカバリープランに沿った施策を行ってきました。
モルディブ政府観光局のマネージング・ディレクターである、トイブ・モハメド氏は、「モルディブに投票していただいた、全ての旅行業界の皆様に感謝します。この名誉ある賞をコロナ禍の今年、受賞したことは私たちにとってとても大きな意味を持ちます。また、モルディブの観光産業に多大なるサポートをいただいた、イブラヒム・モハメド・ソリ大統領、及び、モルディブの観光業界のパートナーにも深く感謝を申し上げます。」と述べました。
今年の困難な時期にこのような賞を受賞できた、という事は、世界中の業界関係者がモルディブに多大な情熱を抱いていただいている、という事です。今年の、ワールド・トラベル・アワードは、一般の方々からの投票数が過去最高となりました。近い将来、人の往来が自由になり、再び旅行できるようになるのを多くの人々が待ち望んでいることを表しています。
モルディブは、「ワールド・リーディング・デスティネーション」の他に、「インド洋のリーディング・デスティネーション2020」、「インド洋のリーディング・ビーチ・デスティネーション2020」、「インド洋のリーディング・クルーズ・デスティネーション2020」、「インド洋のリーディング・ダイビング・デスティネーション」の4賞を受賞しています。特に、「インド洋のリーディング・デスティネーション」は過去16年間で12回受賞しており、今回の受賞は13回目となります。
提供元・観光経済新聞
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