かつてポルトガル1部カーザ・ピアACで日本代表MF相馬勇紀とチームメイトだったMF邦本宜裕には、マレーシア1部ジョホール・ダルル・タクジムFCから中国2部の遼寧瀋陽城市へ移籍する可能性が浮上。浦和レッズ下部組織やアビスパ福岡で問題行動を起こしただけに、現地では同選手を歓迎しない声が挙がっているようだ。
現在26歳の邦本は、福岡、韓国2部・慶南FC、韓国1部・全北現代などでプレー。素行不良により浦和の下部組織を退団したほか、クラブ内の秩序を乱す行為があったとして福岡と契約解除。全北時代には飲酒運転により退団へ追い込まれた。
また2022年7月の全北退団後はカーザ・ピアでプレーも、相馬にレギュラーを奪われ1年で退団。昨年8月にジョホールへ加入したが、マレーシア1部リーグでスタメン出場わずか3試合。AFCチャンピオンズリーグ2023/24シーズンのグループステージでも全試合ベンチ外に終わった。
そんな邦本の去就を巡っては、中国の移籍情報を扱う『チャイナスポーツビジョン』が1月30日に「遼寧瀋陽城市が邦本にコンタクトをとった。元浦和のミッドフィルダーは、昨年夏からジョホールでプレーしている」と伝えていた。
そんな中、中国メディア『新浪』は今月5日に遼寧瀋陽城市の補強戦略を特集。FWジョフリー・チネドゥとMFサビル・ムサとナイジェリア人2選手の獲得を伝えた上で、「外国人選手の中で最も有名なのは邦本だ。彼は日本の悪役である。若い頃から頭角を現し、AFCチャンピオンズリーグ、Jリーグ、年代別の日本代表でプレーしている。非凡な才能と悪行を併せ持つ選手であり、悪魔と天才のハーフだ」と、ややトーンを落としている。
なお2015年設立の遼寧瀋陽城市は、2020年より2部リーグに昇格。2023シーズンは8勝11分11敗で、1部昇格圏の2位青島西海岸から勝ち点26差の10位に終わっている。また『新浪』は2024シーズンからのクラブ名変更を報じている。