ドゥカティ SUPERSPORT Sの車種プロフィール

2017年に発売されたスーパースポーツの上級仕様車として設定されたのが、スーパースポーツSだった。ドゥカティ各モデルの上級仕様車としてのSバージョンは、足回り等に上位グレードのパーツが奢られているのが定番で、スーパースポーツSでもその例に漏れていない。スーパースポーツ/Sは、パニガーレ(スーパーバイク)とは異なり、普段乗りできるフルカウルスポーツという位置づけにあったが、それでも左右のリーン角度(コーナリング時に車体を傾けられる最大の角度)は48°が確保されているのが特徴だ。

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バイクインプレ

車両の特徴

車体サイズは全長が2126ミリ、全幅743ミリ、全高1151ミリ、シート高810ミリ、ホイールベースは1478ミリで、車両重量は210kgとなっている。
キャスター角は24度。タイヤサイズはフロントが120/70-17インチ、リアが180/55-17インチで、チューブレスタイヤを装着している。

エンジンは水冷4ストローク90°L型2気筒DOHC4バルブ。
ボアストロークは94ミリ×67.5ミリ。圧縮比は12.6で最高出力は81馬力/9000回転、最大トルクは93Nm/6500回転。
燃料供給はフューエルインジェクションでトランスミッションは6速仕様だ。

アルミ製の片持ちスイングアームに3本スポークデザインのホイールを装着し、軽快さも強調している上下二本出しサイレンサーも印象的だ。

フロント周りは、チタンコーティングも施されていて動作性にも優れており、フルアジャスタブルで細かいセッティングも可能なオーリンズ製のφ48㎜倒立フロントフォークを搭載。フロントブレーキにはφ320㎜ローターとブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパーをダブルで装備している。
また、リアブレーキはφ245㎜ローターにブレンボ製2ピストンキャリパーを組み合わせている。

走り

少しアクセルを開けただけで、猛然と加速していくパワフルさと、タイヤがガッチリ路面をとらえて、パワーがロスすることなく走りぬけるさまはさすがドゥカティと言ったところ。パワフルでとにかく速いバイクだが、高いギアでも少しもたつきは見受けられるても、問題なく加速していってくれる。また、クラッチレバーも重くなく、全体的に扱いやすい印象だ。


リアのスイングアームの動きがステップに乗せた足にそこはかとなく伝わってきて、大きくも小さくも自由自在に動いてるのがわかり、この点も扱いやすさにつながっているように感じる。なによりもスポーティでいかにもツインといったサウンドがドゥカティらしくてとても良い!

しっかり速いのに扱いやすく、誰でも楽しく乗れる性能は、近年のドゥカティの扱いやすさを改めて認識させられたスポーツバイクだ。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。