浦和レッズは今月15日にFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)クラブ・レオン戦に臨む。この世界最高峰の舞台でプレーするのを前に、FWブライアン・リンセンが日本での生活や自身の去就について語った。
リンセンはオランダ1部フィテッセやフェイエノールトなどを経て、昨年6月に浦和へ完全移籍。親善試合パリ・サンジェルマン戦でデビューも負傷。来日1年目は怪我で棒に振ると、今季もリーグ戦で19試合の出場にとどまり、2ゴール1アシスト。しかしAFCチャンピオンズリーグ2023/24シーズンのグループステージでは6試合中4試合でスタメン出場と、出場機会を確保。クラブW杯の登録メンバーにも名を連ねている。
そんなリンセンは今季のJ1リーグ終了後、母国オランダのスポーツ番組『テーブル・フットボール』にリモート出演。日本の生活環境について「人生は素晴らしい。悪いことは何も言えないね。気候に恵まれている。食べ物も美味しい。たまに飲みに行くこともできる。唯一困るのは、(オランダとの)時差だね。それ以外は本当に素晴らしいよ」と、ポジティブな言葉を並べる。
また今後のキャリアについて聞かれると、現役引退を検討していないことを明かした上で「僕は33歳だけど、まだまだ元気だよ。あと4、5年はプレーしたい。(現役引退前に)オランダに戻ることは間違いないね」と将来的な母国復帰を示唆。浦和との契約は2025年1月まで残っているという。
さらに同選手は「クラブW杯の舞台で何が起こるのか分からない。メキシコのチームと対戦するのは初めてだが、彼らがアグレッシブにプレーし、強力かつテクニカルであることはよく知られている。我々は非常に高いレベルに達することができると思うし、勝つためにここに来たんだ」と、クラブ・レオンとの一戦に向けての意気込みも語った。
なお浦和所属の外国籍選手では、FWアレックス・シャルクの退団、FWホセ・カンテの現役引退がすでに決まっている。またマチェイ・スコルジャ監督の後任として、スウェーデン1部BKヘッケンFF率いるペル・マティアス・ヘグモ氏の招へい。ヘッケンに所属するスウェーデン代表MFサムエル・グスタフソンや、スウェーデン1部マルメFF所属FWイサーク・キーセ・テリンが獲得候補だと北欧で報じられている。