元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、2023シーズン限りで川崎フロンターレを退団。浦和レッズ、北海道コンサドーレ札幌、鹿島アントラーズなどJリーグ複数クラブの公式インスタグラムアカウントをフォローしたことで注目を集める中、ブラジルメディア『UOL』が2月3日に同選手の去就や川崎退団の裏側を伝えている。
ダミアンの去就を巡っては、同選手の代理人が昨年12月1日にブラジル1部SCインテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』のインタビューで、日本やブラジル国内クラブからオファーが届いていることを明言。天皇杯決勝・柏レイソル戦の翌日に川崎退団が正式決定したが、2月はじめにブラジルの移籍期間が終了した後も無所属状態だ。
今年1月中旬以降、浦和、札幌、横浜FC、鹿島、中国1部・上海海港のインスタグラムアカウントを次々とフォローしたダミアン。ネット上でJリーグでプレーを続ける可能性を期待する声が挙がる中、『UOL』は「移籍期間終了後もフリーであるブラジル人5選」として、ダミアンや2023シーズンまで町田ゼルビアでプレーしていたFWアデミウソンらを紹介している。
同メディアは2012年ロンドン五輪のブラジル代表FWについて「ブラジルでの最後の数年間は、決して良いものではなかったが、日本で調子を取り戻した。川崎在籍5年間で70ゴール以上を挙げ、2度のJ1タイトルを獲得、2021シーズンにはJ1得点王に輝いた」と紹介すると、「本人が望めば、川崎と契約更新し、今年も川崎でプレーすることも可能だった。しかし、彼は環境を変えることを望んだ」と川崎残留の選択肢があったことをリポート。
「ブラジルに戻りたいと思っているだろう。ここ数週間でECバイーア、SCインテルナシオナル、サンパウロからオファーがあった」と、母国復帰の可能性もあわせて伝えた。
なおかつて横浜F・マリノスやガンバ大阪でプレーしていたアデミウソンについては、「サンパウロ下部組織時代にはスター選手として扱われたが、プロデビュー後は偉大なキャリアを築けなかった。それでも2015年以降はアジアサッカー界で良い瞬間を何度か経験している。2023シーズン、彼は町田のJ1ス昇格にわずかながら貢献した」と綴っている。