日本代表DF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)は、2月3日開催のAFCアジアカップ準々決勝イラン戦でスタメン出場。左サイドでFW前田大然(セルティック)との縦関係、MF三笘薫(ブライトン)が途中出場するタイミングに注目が集まる一方、ネット上ではカタールW杯コスタリカ戦につづいて伊藤の“バックパス”を心配する声が挙がっている。
伊藤と三笘は、2022年11月のカタールW杯コスタリカ戦で途中出場したものの、連係面での課題を露呈。三笘が左サイドでフリーとなっている場面でも伊藤が三笘へパスを供給しないシーンが多く、試合後に伊藤に対する批判や誹謗中傷が相次いでいた。
それでも伊藤は、DF中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC)の長期離脱もあり、カタールW杯後に左サイドバックでレギュラーを奪取。ベトナム戦、イラク戦でも左サイドバックでスタメン出場も、その後2試合つづけて出番がなかった。
そんな中で迎えイラン戦では、森保一監督はMFアリレザ・ジャハンバクシュ(フェイエノールト)の攻撃力を警戒していることもあり、中山ではなく伊藤を左サイドバックで先発起用。ただ前田とのコンビネーションから相手守備陣を突破するシーンが少ないほか、縦パスをほとんど供給できていない。
それだけにX(旧ツイッター)上では、30分経過時点で早くも「伊藤洋輝まじでバックパスしかしない」「伊藤洋輝バックパスが多い」「伊藤洋輝のバックパス、横パスが致命傷にならないことを願う」といった声が。「三笘が出て来たら中山に替えてくれないかな」と、途中交代を求める意見も見られる。
なお日本代表は28分、MF守田英正(スポルティングCP)がFW上田綺世(フェイエノールト)のパスをペナルティエリアで受けると、相手ゴールキーパーと1対1の局面で冷静に流し込み、先制点を奪っている。