【最近気になる注目ワード・14】 くまモンといえば熊本県を代表する超メジャーなゆるキャラ。実はキャラクターの使用にあたっては熊本県が定める利用ルールがあり、この「くまモンの利用ルール」が最近ネット上で話題を呼んでいた。その内容には「キャラのノウハウが詰まっていて面白い」「よくできていて感心する」といった声も。どのようなルールなのか詳しく見てみよう。

他のキャラと手をつなぐのは禁止! くまモンの価値を保つ利用手引書が面白い
(画像=ノウハウが詰まった「くまモンの利用ルール」(画像はイメージ)、『BCN+R』より引用)

知られざる「くまモンの利用ルール」が面白い

 2010年に登場した、熊本県をPRするためのキャラクターくまモン。2011年にはゆるキャラグランプリで優勝し、その知名度はゆるキャラ界でもトップクラスだ。「熊本」と聞くとまずくまモンを思い浮かべるという人も少なくないのではないだろうか。

 そんなくまモンには「くまモンイラスト・くまもとサプライズロゴ利用の手引」という手引書が存在する。この中でくまモンは熊本県のPRを目的としたキャラクターであることが明確に示されており、細かなキャラクター設定により特定のイメージ付けや性格付けはできないということが徹底されている。

 例えば「くまモンが2体でキャッチボールするような、複数の人格を持たせる配置はNG」「くまモンが何かを食べに行くなど、ストーリーを伴う利用は禁止」「他のキャラと手をつなぐなど、親交があるような表現は禁止」などの具体例もあり、この手引書はなんと全59ページにも及ぶ。

 くまモンのキャラクター利用について、熊本県は料金を取らず利用許諾制としている。このような細かなルールを作ることで、唯一無二のキャラクターを維持しているといえるだろう。

 くまモンのブランドイメージを保つための知られざる工夫に、ネット上では「キャラクターを全力で保護していて感心した」「ここまで言語化するのすごいな」と大きな話題に。

 また、くまモンは公式プロフィールにおいて「オスじゃなくて男の子」「熊本県営業部長兼しあわせ部長という肩書の公務員」とされている。「意外と細かい設定があるのね」「公務員だったの知らなかった!」とこちらも注目を集めているようだ。(フリーライター・井原亘)

「くまモンの利用ルール」だけじゃない! 是非チェックしたいその他トレンドワード

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■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている

提供元・BCN+R

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