カモをどうやって釣果につなげるか
では、カモを見て釣果につなげるにはどうしたら良いかをまとめてみよう。まず、カモは渡り鳥なので、冬場に多く河川に飛来する。夏場はあまり見かけない。そして、浅くて日の当たる温かい場所に大群で集まる傾向があり、こういった場所は冬でもベイトが多く集まったり、バチなども溜まりやすい。当然シーバスもそこにいる確率が高くなる。と、こんな感じだ。地形変化やなぜそこにカモが集まるのかがわかれば、ストラクチャーのない釣りにくい河川でもシーバスを手にすることができる。
浅く温かい場所には野鳥が集まる(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
なお、カモは夜になると見つけにくいので、昼間に確認しておくことをおすすめする。
浅い場所にはボラなども多い(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
もちろん、カモを見ただけで釣れるほどシーバスフィッシングは甘くない。こうした自然界のヒントを元にルアーをセレクトし、流れを読み、シーバスに近づいていくのが正解だろう。水温が低下し、釣りにくくなる冬場などではこうした小さな味方が時に大きな釣果をもたらしてくれる。まさに「カモがネギを背負ってやってくる」の言葉通りになるかもしれないのだ。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>