トヨタが人気コンパクトカーのヤリスをマイナーチェンジ。ラジエーターグリルのデザイン刷新や新ボディカラーの追加、メーターデザインの変更、新シート表皮の採用、Toyota Safety Senseの進化などを実施

 トヨタ自動車は2024年1月17日、人気コンパクトカーのヤリスを商品改良し、同日より発売した。

トヨタ・ヤリスが内外装の一部変更や安全・機能装備のさらなる拡充を敢行
(画像=▲トヨタ・ヤリス・ハイブリッドZ(2WD) 価格:249万6000円 全長3950×全幅1695×全高1495mm ホイールベース2550mm 車重1090kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費35.4km/リットル、『CAR and DRIVER』より 引用)

車種展開は以下の通り。

■1KR-FE(1リットル)エンジン+Super CVT-i

X:2WD150万1000円

G:2WD179万9000円

■M15A-FKS(1.5リットル)エンジン+6MT

X:2WD157万9000円

G:2WD187万7000円

Z:2WD205万円

■M15A-FKS(1.5リットル)エンジン+Direct Shift-CVT

X:2WD165万5000円/4WD188万8000円

G:2WD195万3000円/4WD215万1000円

Z:2WD215万4000円/4WD235万2000円

■M15A-FXE(1.5リットル)エンジン+モーター

ハイブリッドX:2WD204万4000円/E-Four228万7000円

ハイブリッドG:2WD229万9000円/E-Four250万7000円

ハイブリッドZ:2WD249万6000円/E-Four269万4000円

トヨタ・ヤリスが内外装の一部変更や安全・機能装備のさらなる拡充を敢行
(画像=▲ボディカラーにシックな新色のマッシブグレーおよびブラックマイカ/マッシブグレー(写真)を追加、『CAR and DRIVER』より 引用)

 今回の改良は、より個性を際立たせる内外装への刷新や安全・機能装備のさらなる拡充を図ったことが特徴である。

 まず外装では、ラジエーターグリルをより躍動感のある洗練されたデザインに変更。また、ボディカラーにはシックな新色のマッシブグレーおよびブラックマイカ/マッシブグレーを追加した。

トヨタ・ヤリスが内外装の一部変更や安全・機能装備のさらなる拡充を敢行
(画像=▲ラジエーターグリルをより躍動感のある洗練されたデザインに刷新、『CAR and DRIVER』より 引用)

 内装については、メーター部に7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを装備して視認性をアップ(除ヤリスX、U)。また、最新のディスプレイオーディオを搭載し、コネクティッドナビを5年間標準付帯、Xグレードにはナビレディパッケージを設定する。さらに、Zグレードの一部内装の加飾をガンメタリックに変更。合わせて、シート表皮に合成皮革+ツィード調ファブリックを採用した。

トヨタ・ヤリスが内外装の一部変更や安全・機能装備のさらなる拡充を敢行
(画像=▲Zグレードの一部内装の加飾をガンメタリックに変更、『CAR and DRIVER』より 引用)
トヨタ・ヤリスが内外装の一部変更や安全・機能装備のさらなる拡充を敢行
(画像=▲メーター部に7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを配備、『CAR and DRIVER』より 引用)
トヨタ・ヤリスが内外装の一部変更や安全・機能装備のさらなる拡充を敢行
(画像=▲最新のディスプレイオーディオを搭載し、コネクティッドナビを5年間標準付帯、『CAR and DRIVER』より 引用)
トヨタ・ヤリスが内外装の一部変更や安全・機能装備のさらなる拡充を敢行
(画像=▲Zグレードに合成皮革+ツィード調ファブリックのシート表皮を採用、『CAR and DRIVER』より 引用)

 安全装備の面では、プリクラッシュセーフティの検出対象範囲を、交差点での出会い頭時の車両や自動二輪車へ拡大するなどした、最新のToyota Safety Senseを搭載する。

トヨタ・ヤリスが内外装の一部変更や安全・機能装備のさらなる拡充を敢行
(画像=▲プリクラッシュセーフティの検出対象範囲を、交差点での出会い頭時の車両へ拡大、『CAR and DRIVER』より 引用)

 パワートレインに関しては基本的に従来と共通で、1KR-FE型996cc直列3気筒DOHC12Vガソリンエンジン(69ps/9.4kg・m)+Super CVT-i、M15A-FKS型1490cc直列3気筒DOHC12V直噴“ダイナミックフォース”ガソリンエンジン(120ps/14.8kg・m)+6速MT/Direct Shift-CVT、M15A-FXE型1490cc直列3気筒DOHC12V“ダイナミックフォース”ガソリンエンジン(91ps/12.2kg・m)+1NM型フロントモーター(59kW/141Nm)+リチウムイオン電池(容量4.3Ah)+電気式無段変速機で構成するリダクション機構付THSⅡの2WD、同ユニット+1MM型リアモーター(3.9kW/52Nm)で構成するリダクション機構付THSⅡのE-Fourを設定している。

トヨタ・ヤリスが内外装の一部変更や安全・機能装備のさらなる拡充を敢行
(画像=▲サブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」の第2弾として、ヤリスにUグレードを設定、『CAR and DRIVER』より 引用)

 なお、ヤリスのマイナーチェンジに合わせて、サブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」の第2弾として、ヤリスにUグレードをラインアップし、ハードウエア・ソフトウエア両面のアップグレードに対応するほか、コネクティッドを活用した体験を提供。パワートレインにはリダクション機構付THSⅡのハイブリッドを採用し、月額料金は2WDが2万3760円~、E-Fourが2万6070円~に設定している。

文・大貫直次郎/提供元・CAR and DRIVER

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