浦和レッズは今月2日、沖縄県内で名古屋グランパスとの練習試合を実施。AFCアジアカップ日本代表メンバー選外のMF伊藤敦樹が先制ゴールを決めたが、浦和公式X(旧ツイッター)アカウントでゴールシーンが投稿されたことが、ファン・サポーターの間で議論の対象となっている。
沖縄県南風原町の黄金森公園陸上競技場で13時キックオフの練習試合について、浦和は前日に公式サイトにて「一般公開で実施予定」と案内した上で、「今回のトレーニングマッチは主管が名古屋グランパスとなるため、トレーニングマッチ公開にあたっての注意事項は名古屋グランパスのオフィシャルサイトよりご確認ください」としていた。
一方、名古屋は沖縄キャンプ期間中に練習試合を実施するにあたり、ファン・サポーターへの注意事項を以下のように公式サイトにてアナウンスしている。
「戦術や練習内容の情報漏えいを防ぐため、練習、及び練習試合におけるグラウンド上の様子の撮影を、『静止画』『動画』ともに禁止とさせていただきます。撮影を確認した場合、撮影データを消去させていただくことがございます」
「また、練習や練習試合等の詳細を、インターネットメディア(HP・ブログ・XやInstagram、Facebook等の各SNS)で公開・配信することも、シーズン開幕に向けたメンバーの漏洩・ケガ人情報等の流出に繋がりかねないことから、禁止とさせていただきます」
浦和公式Xアカウントでは「TRM vs 名古屋グランパス 1本目1-0」として、伊藤のゴールシーンを16秒間の動画によりアップ。ファン・サポーターから「今シーズンは伊藤敦樹の得点増に期待」「伊藤敦樹とチアゴ・サンタナのワンツーかな?」などと、日本代表MFのゴールシーンに注目が集まっているほか、「ソルバッケンやグスタフソンも出ている!」「かなり本気のメンバーだな」と、浦和の強力な布陣も話題になっている。
ただ一方で、名古屋が「戦術や練習内容の情報漏えい」の防止を望んでいるとみられるだけに、「名古屋の出場選手も分かってしまうけど…」「公式さんがメンバー盛大に漏らしている」「メンバー分かるけど大丈夫なのか?」「名古屋の公式Xから文句来るかな?」と心配するファン・サポーターもいる。試合内容の情報管理という観点で、クラブ間で事前にどの程度合意していたのか気になるところだ。