原口元気 写真:Getty Images

 かつて浦和レッズでプレーしていた元日本代表MF原口元気は、ヴィッセル神戸移籍の可能性も報じられたが、DF伊藤洋輝擁するブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトに残留。現地記者が残留に至るまでの過程を伝えている。

 シュツットガルトとの契約が今年6月に満了を迎える原口。今季ここまでリーグ戦わずか1試合の出場と厳しい立場に置かれているだけに、ドイツ紙『キッカー』は昨年11月下旬に「彼はシュツットガルトで構想外だ。神戸をはじめ日本の複数クラブからの関心が噂されている」と伝えていた。

 一方、ドイツメディア『フースバル』は昨年12月30日に「原口はシュツットガルトに残留」と報道。シュツットガルトのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるファビアン・ヴォルゲムート氏は、原口のプロ意識や豊富な経験を高く評価している。

 そんな中、ドイツ誌『ビルト』のフェリックス・アーノルド記者は今月1日、原口の去就について「ドイツ2部所属クラブから緩やかな関心はあったものの、具体的なものにはならなかった。すでにロッカールームでチームメイトに今冬残留決定を伝えている」とリポート。ドイツメディア『シュトゥットガルター・ナハリヒテン』は先月末に「とあるドイツ2部所属クラブが、原口獲得にむけてシュツットガルトと交渉開始」と伝えていたが、破談に終わったとみられる。

 なおシュツットガルトは移籍ウィンドウ最終日の1月31日に、MF三笘薫擁するブライトンからMFマフムド・ダフードをレンタル移籍により獲得。中盤の選手層が厚くなっただけに、原口の序列低下は避けられない。