三笘薫 写真:Getty Images

 日本代表FW浅野拓磨(VfLボーフム)は、今月31日開催のAFCアジアカップ決勝トーナメント1回戦バーレーン戦で途中出場。MF三笘薫(ブライトン)のロングカウンターから生まれた決定機を逃がしたことにより批判を浴びているが、日本代表OBの松井大輔氏は三笘のプレー選択に注文を付けている。

 ファン・サポーターの間で話題になっているのは、3-1で迎えた84分のシーン。三笘が自陣左サイドからのロングカウンターを仕掛ける中、ハーフウェイライン付近で裏のスペースを突こうとした浅野にパスを出さず。相手選手を次々と抜き去り、ペナルティエリア手前まで駆け上がったタイミングで浅野にパスを供給も、浅野はボールを足元に収められなかった。

 この浅野のプレーに対して、X(旧ツイッター)上では「三笘の凄さに感動、浅野のプレーに呆れた」「三笘のドリブル台無し」といった批判が噴出するなど、同選手に厳しい目が向けられている。

 しかし松井氏は今月1日にインターネット動画配信サービス『DAZN』で配信開始の『内田篤人のフットボール・タイム』出演時に「三笘のドリブルは日本代表にとってメリット」とコメント。その上で浅野が決定機を逃したシーンについて「本当はここ(浅野がハーフウェイライン付近で裏のスペースを突こうとした瞬間)でパスを出しても良かったけど、自分で行くという(選択をした)。個人的には(ペナルティエリアで浅野にパスを出さずに)ひとりで行ってほしかった」と述べた。

 FW上田綺世(フェイエノールト)が後半に強烈なシュートから追加点を奪った一方、ゴール前でのプレーで精彩を欠いた浅野。準々決勝イラン戦における森保一監督の起用法に注目が集まる。