サッスオーロ(イタリア1部)が、フォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ2部)に所属する日本代表MF田中碧(25)の獲得に興味を持っているようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が伝えた。
川崎フロンターレ下部組織出身の田中は、2021年6月にレンタルでデュッセルドルフに加わると、翌年4月に完全移籍へ移行。高水準のパス精度と豊富な運動量を武器に今季もここまで公式戦22試合に出場して5ゴール1アシストを記録しており、直近のDFBポカール準々決勝でもゴールを決めてクラブの4強入りに貢献している。
森保一監督率いる日本代表でも主力としてプレーしていたものの、現在開催されているアジアカップのメンバーから外れてしまった田中にはボルシア・メンヒェングラードバッハからの関心が浮上している。
今冬の移籍市場閉幕が近づくなかで、サッスオーロが獲得に興味を示しており、デュッセルドルフとコンタクトを取ったという。400万ユーロ(約6億3000万円)の買取オプションが付随したレンタルのオファーを提示したものの、主力選手売却を望まないデュッセルドルはこれを拒否したようだ。
なお、デュッセルドルフは2.ブンデスリーガ19試合が消化した時点で9勝4分け6敗で5位に位置。自動昇格権の2位グロイター・フュルトとは4ポイント差、プレーオフ圏内の3位ホルシュタイン・キールとも4ポイント差になっており、4日に行われる第20節ではパーダーポルンと対戦する。