酒のまち・岩手県紫波町の「はじまりの学校」は、「Green Neighbors Hard Cider(グリーンネイバース ハードサイダー)」と初めてコラボレーションした新商品「はじまりのハードサイダー #02」の販売を開始した。
同商品は、摘果したりんごとぶどうの果汁をブレンドして醸造したハードサイダーで、果実をもいだ瞬間のようにフレッシュな味わいが特徴だ。
酒のまちをひとつの醸造場と捉え、新たな酒文化を醸す
2023年に、岩手県紫波町で廃校を活用したプロジェクト「はじまりの学校」が始まった。
紫波町は南部杜氏発祥の地として知られる、お酒のまち。そんなお酒のまちで、町全体をひとつの醸造場と捉えて、新たな酒文化を醸していくプロジェクトの拠点が「はじまりの学校」だ。
同プロジェクトでは紫波町の酒造業者との酒造りはもちろん、町内の生産者がつくる原料での酒造りや、県外の醸造家や専門家の監修やサポートを受けながらの多種多様な酒造りに挑戦していく。また、将来的に「はじまりの学校」の施設内に醸造場を設立することも計画している。
摘果りんご&摘果ぶどうのクリーンで爽やかな酸味
ハードサイダーはりんごのお酒。「はじまりのハードサイダー #02」は、通常の生食では活用されない摘果りんごと摘果ぶどうの果汁をブレンドし、醸造したハードサイダーだ。
摘果とは、1本の果樹から最適な数だけ果実を残し、余分な果実を剪定する作業のことを指す。「はじまりの学校」では、市場に出回ることがほとんどなく、通常は廃棄されてしまう摘果された果実を同商品に有効活用している。
摘果だからこその味
生食用のりんごに比べて、成熟する前に摘果したりんごはスッキリした甘さとシャープな酸味が特徴。ゴクゴク飲みたくなるシンプルな味わいになっている。
そして、「Green Neighbors Hard Cider」醸造長の及川さんは、今回初めて摘果ぶどうの使用に挑戦している。
摘果りんごの果汁に、紫波町でぶどうを栽培する「domaine Hasipa(ドメーヌ ハシパ)」の摘果ぶどうをブレンドし、ハードサイダーにぶどうのふくよかな果実味をプラスすることにチャレンジした。
クリーンでドライな味わい
同商品の味わいは、クリーンでドライ。りんごとぶどうの爽やかな酸味を感じ、その香りは畑で果実をもいだ瞬間のようにフレッシュだ。
炭酸の爽快感、酸によるキレ、りんごとぶどうのスッキリとした甘さによるライトで飲みやすい仕上がりで、オールマイティにどんな料理ともよく合う。
摘果りんごと摘果ぶどうの魅力が詰まったハードサイダーを味わってみては。
はじまりのハードサイダー #02
品目:果実酒(発泡性)
アルコール分:6%
内容量:350ml
価格:4本セット 4,800円(税込)〜 ※送料込
発売日:1月31日(水)〜売り切れ次第終了
(田原昌)