クォン・ギョンウォン 写真:Getty Images

 韓国代表DFクォン・ギョンウォンは、2023シーズン限りでガンバ大阪を契約満了により退団。Jリーグクラブからオファーが届く中、韓国1部水原FC移籍で合意に達したと、韓国紙『スポーツ朝鮮』が1日に報じている。

 身長188cmのセンターバックであるクォン・ギョンウォンは、中国・天津天海や韓国1部・全北現代などを経て、2022年にG大阪へ加入。韓国代表DFキム・ヨングォンの後釜として期待されていたが、来日1年目はJ1リーグで16試合に出場。カタールW杯では韓国代表のベスト16入りに貢献したが、G大阪で迎えた2023シーズンもコンディション不良に悩まされ、リーグ戦18試合のスタメン出場にとどまった。

 『スポーツ朝鮮』は、韓国の移籍市場に精通した関係者から独自に入手した情報として「クォン・ギョンウォンは水原FC加入で口頭合意。近日中に公式発表の見通しだ」とリポート。

 水原FC移籍合意に至るまでの過程について「クォン・ギョンウォンにもとには日本、中国、中東はもちろん、韓国国内クラブからのオファーも届いていた。彼は簡単に結論を出せなかったが、かつて全北現代や韓国代表でチームメイトだったイ・ヨンの説得を受けて水原FC行きを決めた。水原FCも可能な限りの高額年俸を用意した」と綴っている。

 水原FCは2023シーズンのレギュラーシーズン33試合で8勝7分17敗と、12クラブ中10位で終了。下位6クラブによるプレーオフへ回ると、プレーオフでも2分3敗と振るわず、2部・釜山アイパークとの入れ替え戦で2試合合計6-4により、かろうじて残留。先月16日には、2023シーズン限りで東京ヴェルディを退団したインドネシア代表DFプラタマ・アルハンの獲得を公式発表している。