伊藤洋輝 写真:Getty Images

 日本代表DF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)は、1月31日開催のAFCアジアカップ決勝トーナメント1回戦バーレーン戦で出番なし。一部でサウジアラビア移籍拒否が報じられているが、MF久保建英(レアル・ソシエダ)やDF板倉滉(ボルシアMG)、DF町田浩樹(ユニオンSG)など複数の日本人選手にサウジアラビア国内クラブからの関心を寄せているという。

 昨年夏にオランダ1部アヤックス移籍の可能性が報じられたものの、シュツットガルトと契約延長で合意に達した伊藤。今季も開幕から昨年11月下旬までほぼ全試合スタメン出場と、守備陣の中心選手として活躍。筋肉系の負傷により戦列を離れていたが、アジアカップの舞台で復帰している。

 一部報道によると、FWクリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスルが伊藤に年俸15億円以上の複数年契約を提示。40億円以上の違約金だったが、選手サイドはこの巨額オファーを拒否してシュツットガルト残留を決断したという。

 MF三笘薫(ブライトン)をはじめ欧州で活躍する日本人選手の増加もあり、サウジアラビア勢による日本代表選手への関心も高まっている。久保に関しては、昨年夏にアル・ヒラルからの4年総額250億円オファーを拒否したほか、スペインメディア『エスタディオ・デポルティーボ』は先月22日、アル・ナスルによる年俸額数百万ユーロのオファーを拒否したと伝えている。

 また板倉については、昨年夏に英メディア『スカイスポーツ』が「アル・ヒラルから届いた年俸1200万ユーロ(約19億円)のオファーを拒否」と報道。MF旗手怜央(セルティック)やアジアカップ代表メンバー落選のMF鎌田大地(ラツィオ)も昨年夏にサウジアラビア国内クラブからの関心に興味を示さなかったという。

 くわえて町田については、イタリア人ジャーナリストのルディ・ガレッティ氏は先月17日に「アル・ナスルは外国人枠に空きを作りたいと考えている。その目的は守備の強化を目的としたセンターバックの獲得だ。ハリー・スーター(レスター・シティ)と町田が新たな獲得候補として浮上している」とリポート。ただ同選手にはトッテナム・ホットスパーからの関心も報じられている。