日本代表MF南野拓実(ASモナコ)は、今月31日開催のAFCアジアカップ決勝トーナメント1回戦バーレーン戦でMF三笘薫(ブライトン)とともに途中出場。所属先のモナコで活躍しているが、MF遠藤航所属のリバプールへ帰還することを夢見ているという。
南野は2020年1月にオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクからリバプールへ完全移籍。リバプールではFWロベルト・フィルミーノやFWサディオ・マネらがレギュラーを張る中、プレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグでの出番が少なかったが、国内カップ戦でゴールを量産。控え要員ながらもトレーニングに打ち込むなど、ひたむきな姿勢がユルゲン・クロップ監督から評価されていた。
出場機会を求めた南野は、2022年7月にモナコへ完全移籍も、リーグアン(フランス1部)挑戦1年目はスタメンでの出番が限定。しかし昨年6月にザルツブルク時代の恩師であるアドルフ・ヒュッター氏が監督に就任すると立場が一変。今季はアジアカップ参戦前までリーグ戦13試合のスタメン出場で5ゴール4アシストと結果を残している。
昨年10月に日本代表復帰を果たした南野。アジアカップではベトナム戦で2ゴールをマークも、イラク戦では左サイド起用がはまらず、途中から本職のトップ下でプレー。バーレーン戦ではインドネシア戦につづき途中出場も、ゴールに絡めなかった。
そんな南野はインドネシア戦後に『ユーロスポーツ』のインタビューに応じた際、「いつかアンフィールド(リバプールのホームスタジアム)へ戻って、ファン・サポーターの姿を見たいですね」と、リバプールに対する愛着を改めて語ったという。
なお同選手は昨年10月、欧州サッカーを専門に扱うYouTubeチャンネル『Beanyman Sports』出演時もリバプールでの思い出を回顧。「(リバプールのホームスタジアムである)アンフィールドは、世界で最も素晴らしいスタジアムのひとつだと思います。リバプールの選手として、あのスタジアムでゴールを決めた時の雰囲気が最高ですね。あの感覚を忘れることはありません」と、アンフィールドに対する特別な思いを語っていた。