セルティック所属FW古橋亨梧は、AFCアジアカップの日本代表メンバーから落選。ブレンダン・ロジャーズ監督のもとゴール数が伸び悩んでいる現状を、セルティック元監督が憂慮するとともに、FW前田大然にも言及した。
古橋は今季ここまでリーグ戦23試合の出場で8ゴールと、昨季と異なりゴール数が伸びず。シーズン前半戦にMF旗手怜央と前田が負傷離脱した後、FWルイス・パルマをはじめ味方選手との連係面で問題を抱えているほか、監督交代の影響で攻撃時に下がり目のポジションをとることが多くなったことも得点力低下の原因とみられている。
しかしセルティック元監督のニール・レノン氏は先月末、英ポッドキャスト番組『PLZサッカー』出演時に「古橋の不調はロジャーズ監督のせいではない。彼は怪我をしないか心配だ」と語るなど、監督交代による古橋のパフォーマンス低下に影響はないと主張。
「前田は生粋のフィニッシャーではない。間違いなく、セルティックはストライカーを獲得すべきだ。(獲得すれば、)私の待ち望んでいた競争が生まれ、古橋をスタメンから追い出すかもしれない」と補強の必要性を説いた。
アジアカップ開催により、旗手と前田を欠く中で公式戦に臨んでいる古橋。先月27日開催のスコットランド1部リーグ第23節ロス・カウンティ戦では、ボールタッチ数がフル出場にもかかわらず16回にとどまるなど、味方からパスを貰うシーンがほとんど無かった。
それだけに試合後、英公共放送『BBC』のジェームズ記者は「もし私が古橋ならば、もっとパスを出すようにロジャーズ監督を通じてチームメイトに頼むだろう。きっと彼は日本代表のアジアカップ敗退、旗手の復帰を待ち望んでいる」と、日本代表選手不在の影響を指摘している。